更新日：2025年11月25日(火)
ドイツIFO景況感指数、11月は予想外に伸び悩み。ドイツの11月IFO景況感指数は88.1。市場予想の88.5を下回り、10月からも-0.3、9月の87.7は上回るも半年間で2番めの低水準。
2005年以降の過去平均95.5を大きく下回る水準での回復基調は足下で失速。
現況指数は85.6。8ヵ月ぶり低水準となった10月からは+0.3の小反発も、9ヵ月で2番めの低水準、で低迷。
期待指数は90.6。3年8ヵ月ぶり高水準となった10月から-1.0の反落、2ヵ月ぶり低水準へと失速。
不確実性指数も66.1となり、3ヵ月連続の上昇で半年ぶりの高水準。
景気回復期待は失速し、先行き不透明感が高まる状況に。
業種別ではサービス業は0.5。前月から+0.5の続伸で3ヵ月ぶりの高水準。2ヵ月連続で節目0以上も伸び悩み。製造業は-13.7。1年4ヵ月ぶり高水準となった10月から-1.8の急反落、5ヵ月ぶりの低水準。マイナス圏推移は2年半連続。
節目以上を維持しながらも伸び悩むサービス業、長期節目割れが続くなかでの回復基調も足下で失速する製造業、の構図はPMIに同じ。
24日のNY金は先週末から+14.7ドル、0.36％の続伸で11月14日（4094.2）以来、10日ぶりの高値。週明け時間外は4070ドル近辺から4040ドル割れへと下押し後に下げ渋り、ロンドン序盤から反発へ。ドル安基調に連れてNY朝には4070ドル台を回復、ウォラーFRB理事があらためて12月利下げ支持を表明したことも好感して4090ドル台へと一段高。さらにNY引け後にはサンフランシスコ連銀デイリー総裁も12月利下げ支持発言、4090ドルの節目上抜けによる一段高トライへの勢い加速となって4130ドル台まで上昇。4060ドルから4090ドルの小幅保ち合いレンジ上放れに伴う短期上値目標4160ドル程度まで、もう少しの上昇余地も。
NYプラチナは+28.4ドル、1.86％の続伸。週明け時間外序盤の1520ドル台が安値となり、週末からの反発基調継続へ。ロンドン序盤には1550ドル回復トライ後の下押しも1530ドル割れで下げ渋って反発、NY市場では1560ドル台回復トライへ。結果的に1530ドルの節目割れに伴う短期下値目安1430ドル近辺トライは失敗、先週末の1480ドル台までにとどまって折り返す形に。1510ドルが目先の下限となって1630ドルまでが主要レンジに。ゆるやかに下降する20日移動平均線（1571.4）が地合い回復と反発局面継続に向けた攻防ラインにも。
ドル円は+56銭、0.36％の反発。週末安値からの反発局面継続となった週明け東京朝には156円40銭近辺から156円80銭近辺まで上昇して失速、156円半ばまでの下押し後、欧州時間には156円70銭台を中心に保ち合い推移。NY市場では157円10銭台まで上昇して失速、ウォラーFRB理事の12月利下げ支持を受けて156円70銭台まで急反落、自律反発も限定的となり、NY終盤にはサンフランシスコ連銀デイリー総裁も12月利下げを支持して上値の重い展開も156円70銭近辺では下げ渋り。目先、主要レンジ下限を156円30銭に切り上げて157円半ばまでの小幅保ち合いの様相に。下限割れなら155円近辺までの下値切り下げも、上抜けなら158円半ばへと上値トライへ。※参考：金プラチナ相場とドル円 NY市場11/24終値とチャート
25日の国内金価格は連休前から+263円、1.16％の反発で11月高値をわずかに更新、最高値となった10月21日（23179）以来、5週間ぶりの高値。22710円の節目突破に伴う短期上値目標22860円程度にも、ほぼほぼ到達した格好に。短期的には多少の上昇余地と一服感も、下方向には22580円の節目を割り込むようなら反発局面腰折れ、22400円近辺までが短期調整目安に。強気のパーフェクトオーダーを構成し、堅調推移の9日移動平均線（22530）が目先のサポート候補。
プラチナ価格は+110円、1.31％の反発。もつれあう9日移動平均線（8514）と21日移動平均線（8516）を再び上抜け、9-21日線を挟んで上下動する形での保ち合い継続。ただし9-21日線は収束し、価格上下動のレンジも縮小して保ち合い崩れへの可能性も示唆。8610円の節目突破で上方ブレイクなら8760円程度までが短期上値目標。8410円に切り上げた下限割れで下方ブレイクなら8230円近辺までが短期下値目標。
※参考：金プラチナ国内価格11/25とチャート
2025年11月25日(火)時点の相場
国内金：22,849 円 11/25(火) ▲263(1.16％)
国内ﾌﾟﾗﾁﾅ：8,521 円 11/25(火) ▲110(1.31％)
NY金：4,094.2 ﾄﾞﾙ 11/24(月) ▲14.7(0.36％)
NYﾌﾟﾗﾁﾅ：1,552.6 ﾄﾞﾙ 11/24(月) ▲28.4(1.86％)
ﾄﾞﾙ円：156.90 円 11/24(月) ▲0.56(0.36％)
11/24(月)のその他主要マーケット指標
米小売売上高、予想下回るも4ヵ月連続増で9月までは堅調維持 11/26(水)独仏逆行もユーロ圏PMIは11月速報で堅調維持、米国はさらに堅調 11/22(土)9月雇用統計、雇用者数増加も失業率が予想以上に悪化 11/21(金)プラチナ宝飾品需要2025年Q3は減少、通年では7年ぶり高水準 11/20(木)
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