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世界のプラチナ需要と供給量

国別のプラチナ産出量
国別プラチナ産出量
※データ:Johnson Matthey

2016年、世界全体でのプラチナ産出量見通しは186.8トン。ジョンソン・マッセイ社の2016年11月のレポートによれば、5月時点から3.3トン上方修正され、2015年の190.0トンからは-3.2トン(-1.7%)の小幅減。需要は259.1トン(5月時点からは10.8トンの下方修正)となり、2015年からは+1.1トン(+0.4%)の小幅増。需給バランスでは5年連続での供給不足が見込まれています。

世界一のプラチナ産出国、南アフリカの産出量は、鉱山ストの影響で110.3トンまで減少した2014年を除けば2012年以降は概ね130トン前後での推移。2016年は135.2トンで前年比-7.0トン(-4.9%)と減少見込み。2016年の世界シェアは南アフリカが72.4%を占め、ロシア(10.9%)と合わせた2カ国の年間産出量は世界の83.3%。


目的別のプラチナ需要
目的別プラチナ需要
※データ:Johnson Matthey

プラチナの目的別需要では、自動車(ディーゼル車)の排ガス触媒としての需要が最も多く、需要全体の40%を占める状態での安定推移が続きます。2015年には100トンを超え、2016年は103.2トン(5月時点からは5.6トンの下方修正)となり、前年比+1.6トン(+1.6%)の小幅増が見込まれます。

2016年の宝飾品需要は80.0トン(5月時点からは11.1トン下方修正)、前年比-8.0トン(-9.1%)となり、2011年以来5年ぶり低水準への減少が見込まれます。中国での需要減少が大きく影響し、宝飾品需要のシェアは35%近辺での推移から2016年には30.9%へ低下。

産業用需要は60.8トンで5年ぶりの60トン超、前年比では+6.4トン(+11.7%)となり、宝飾品需要の減少分をカバーした形となっています。2016年のシェアは23.5%。


プラチナの需給バランス
プラチナの需給バランス
※データ:Johnson Matthey

プラチナの需給バランスでは、供給量は2012年以降、2014年を除いて概ね180トン前後、需要は250-260トン程度での横ばい推移が続いています。リサイクル量は60トン台での安定推移から2015年には53.7トンへと減少し、2016年には59.6トンへと増加見込み。(※ここではリサイクルを需要側にマイナス計上し、これを減算した数値をネット需要と表記)

2012年以降は5年連続での供給不足となっています。2013-14年には20トン超の供給不足、2015年には14.4トン、2016年には12.7トンの供給不足見通し。需要の下方修正などもあり、不足幅は縮小傾向となっています。

最終更新日:2016/11/29

→世界の金産出量の国別シェアと推移

→世界の金需要・目的別需要の年間推移

→世界の金消費需要と中央銀行保有量

→世界のプラチナ需給(WPIC) 2016年第3四半期


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