金プラチナ短期相場観
スペイン地方政府は軒並み財政難でスペイン危機は拡大の一途
更新日:2012年7月23日(月)
やはり、バレンシア州以外でもスペインの地方自治州の財政問題は悪化しているようです。
カスティーリャ=ラ・マンチャ州、ムルシア州、カナリアス諸島州、アンダルシア州なども資金調達が困難な状況で、中央政府への支援要請となる可能性が高まっており、カタルーニャと合わせて6州の財政破綻懸念が発覚という状態。
スペインには全部で17の自治州があるのでその割合は既に35%を超えています。
ユーロ下落は月曜朝から一段と進み、ユーロ円は94円台へと急落。安住財務相のユーロ売り警戒発言なども。
なお、ユーロ売りに先導されてリスク通貨や株価なども下落が進み、プラチナ価格もやや下落傾向を強めているようですが、金価格は様子見状態が続きます。
ロシア中銀の6月の金保有量拡大、など世界各国の中央銀行による金の購入量拡大傾向という追い風材料もあります。
週明けの国内市場はドル円の下落圧力により金0.5%、プラチナは1.4%の下落。
金の上値節目が4,200円、下値は最大3,900円台半ば。
プラチナは6月末の3,673円を下回るようだと3,600円割れへのリスクが高まりそうな状況。
[PR]楽天証券【楽天CFD】
- 2012年7月23日(月)時点の相場
-
国内金 : 4,151 円 7/23(月) ▼20(0.48%) 国内プラチナ : 3,689 円 7/23(月) ▼52(1.39%) NY金 : 1,582.8 ドル 7/20(金) ▲2.4(0.15%) NYプラチナ : 1,414.5 ドル 7/20(金) ▼8.6(0.60%) ドル円 : 78.47 円 7/20(金) ▼0.11(0.15%)
ユーロ圏Aaaのドイツ、オランダ、ルクセンブルク格付け見通しネガティブへ 7/24(火)
スペイン地方政府は軒並み財政難でスペイン危機は拡大の一途 7/23(月)
最近の金とプラチナの価格差と相場変動に関するアノマリー 7/22(日)
世界的金融緩和の流れで南アフリカもサプライズ利下げ 7/20(金)
PIVOT指数から見るNY金相場サポート&レジスタンスライン
PIVOT指数から見るNYプラチナ相場サポート&レジスタンスライン