金プラチナ短期相場観

金プラチナ短期相場観

雇用関連指標に注目が集まる9月第1週、本格動意はレイバーデー明けの4日から

更新日:2012年9月3日(月)

先週末のFRBバーナンキ議長のジャクソンホール講演で一定の方向性が見え、市場もそれぞれの方向へと動き始めた感もありますが、それを裏付け、サポートするのか、逆行するのかを見極める重要イベントが今週から始まります。
主要国のGDPや政策金利、雇用関連指標の発表が相次ぎ、ECB理事会では利下げの可能性と国債購入への詳細がどこまで明確になるのかも注目されますが、スペイン・イタリアからは相変わらず支援要請がなく、様子見状態も続きます。
今週のメインイベントは最終、金曜日の米8月雇用統計となりますが、失業率の高止まりと非農業部門雇用者数が10万人増を下回るようであればQE3早期実現への期待がさらに上昇することになります。
バーナンキ議長が最も気にする雇用の問題、失業率が高止まりしていようとも、労働者の日、レイバーデーの米国は本日休場です・・・

週明け9月初日の国内、金価格は4,410円台まで大幅上昇。ドル円の下落幅をNY金の上昇幅が大きく上回り第2目標4,430円間近。
プラチナも押し目を経て4,000円台を回復。第2目標値4,100円台後半へ再トライ。サポートラインは3,630円。

欧米の追加緩和期待の高まりで金は買われやすく、ドルには売り圧力が高まり、ドル円も円高方向へ進み易い状況。
76円台半ばまで下落の可能性が浮上。円安方向へは78円80銭付近が新たな抵抗線として作用してきそうな状況です。

※相場の節目やターゲットについてはこちらのチャート:本日の金価格、プラチナ価格とチャート9/3も参考にご覧ください。

2012年9月3日(月)時点の相場
国内金4,412 円 9/3(月) ▲59(1.36%)
国内プラチナ4,035 円 9/3(月) ▲61(1.53%)
NY金1,687.6 ドル 8/31(金) ▲30.5(1.84%)
NYプラチナ1,537.3 ドル 8/31(金) ▲33.6(2.23%)
ドル円78.33 円 8/31(金) ▼0.29(0.37%)

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