金プラチナ短期相場観

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ムーディーズがEUの格付け見通しをネガティブに

更新日:2012年9月4日(火)

ムーディーズが、EUの長期債の格付け見通しを「ステーブル(安定的)」から「ネガティブ(弱含み)」に引き下げました。
ドイツとフランス、英国、オランダの拠出額がEU予算の収入の約45%を占めていることに伴うリスクを反映とのこと。
そんなEU加盟国の一つ、東欧のブルガリアでは、ユーロ導入計画を放棄したようです。
EU域内の景気悪化や将来への不透明性を理由にユーロ導入を見送ることを3日、同国首脳が発言しました。
ユーロ導入にメリットはない、コストとリスクだけ、と判断したようです。

通貨ユーロを導入する場合には、財政赤字がGDP比3%以下、債務残高はGDP比60%以下など、いくつかの一定基準を満たす必要があります。
基準を満たすために数年の準備期間を経てユーロ導入を計画していた国々も、「欧州債務連合」への加盟には否定的なようです・・・

NY市場の3日は、レイバーデーで休場でした。
国内4日の朝、金価格は目標値の4,430円台に到達。バイアスは依然上方向ですが、状況見極めが必要。
なお、価格と移動平均線の関係は上から順に実価格、9日、21日、90日移動平均線と綺麗に並び、上昇トレンドを示しています。
90日移動平均線もなだらかな下落から水平状態に移行してきており、これが右肩上がりになるとさらに強いトレンドとなります。
ただし、オシレータ系指標のRSIが80%を超えており、一方的に買われ過ぎの兆候を示していますので反落の可能性にも注意、という状態。

※相場の節目やターゲットについてはこちらのチャート:本日の金価格、プラチナ価格とチャート9/4も参考にご覧ください。

プラチナも上昇トレンド継続中で4,100円台後半までの上昇余地の可能性は一応残ります。
ドル円相場が78円台前半で持ち堪えている状況ですが、77円割れのリスクを抱える為、国内価格も同様に急落リスクに注意。

2012年9月4日(火)時点の相場
国内金4,431 円 9/4(火) ▲19(0.43%)
国内プラチナ4,069 円 9/4(火) ▲34(0.84%)
NY金1,687.6 ドル 8/31(金) ▲30.5(1.84%)
NYプラチナ1,537.3 ドル 8/31(金) ▲33.6(2.23%)
ドル円78.25 円 9/3(月) ▼0.08(0.10%)

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