金プラチナ短期相場観
10年間で5回めのオランダ総選挙は混戦模様
更新日:2012年9月12日(水)
オランダでは、財政緊縮策の是非をめぐって今年4月に連立政権が崩壊し、本日12日に下院総選挙が投開票されます。
ルッテ首相率いる中道右派の自由民主党と反緊縮派、中道左派の労働党との支持率は拮抗しているようです。
通常、第1党の党首が首相となるオランダでは第1党争いの結果如何では微妙な政策変更の可能性も懸念されます。
また、自由民主党と労働党とは連立を組まないとも言われていますが、両党合わせても獲得議席数が定数150の過半数にも満たない可能性もあり、両党を含む大連立となる可能性は高そうな状況。
連立協議自体も期限が不明瞭で長引くケースも多い模様。
10年間で5回も総選挙を実施しているオランダでも、政治への不信感が増々高まりそうです。
6年間で6人も総理大臣が交代する国と同じように・・・
NY市場、金はわずかに反発で1,730ドル台キープ。13日深夜のFOMCまで続きそうな小動きの後には大きく動き出す可能性に警戒しておきたいところ。サポートラインは1,650ドル、上方向の節目は今年高値圏となる1,790ドル。
9月に入って上昇しっぱなしのプラチナ、上昇ターゲット1,670ドル付近、サポートラインは1,500ドル。
ドル円が78円を下方ブレイクしたことで、76円割れの可能性が浮上。但し76円台は介入警戒感も高まるところ。
国内金価格も今年高値圏の4,500円台で横ばい。上昇目標4,600円、下値サポート4,350円。
プラチナは4,200円台手前まで上昇。当面の最大目標4,400円台前半。サポートライン3,970円。
なお、国内価格は今後のドル円下落に足を引っ張られる可能性も高まってきました。
※相場の節目やターゲットについてはこちらのチャート:本日の金価格、プラチナ価格とチャート9/12も参考にご覧ください。
- 2012年9月12日(水)時点の相場
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国内金 : 4,504 円 9/12(水) ▼4(0.09%) 国内プラチナ : 4,191 円 9/12(水) ▲29(0.70%) NY金 : 1,734.9 ドル 9/11(火) ▲3.1(0.18%) NYプラチナ : 1,607.0 ドル 9/11(火) ▲3.2(0.20%) ドル円 : 77.76 円 9/11(火) ▼0.51(0.66%)
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