金プラチナ短期相場観
需要に追いつかないiPhone5、目標に届かない日銀
更新日:2012年9月25日(火)
アップルのiPhone5の売れ行きが凄いことになっています。
発売開始から3日間で既に500万台を突破したようです。昨年、1週間に400万台売れ、私も購入したiPhone4Sを既に上回ってしまいました。
役に立たない地図アプリを搭載していても、世界中の人々が殺到しているようです。
需要に生産が追いついていないのではないか、との見方もあるようで、しばらくはこの勢いが続きそうです。
日本でも売れ行き好調のiPhone5に対して、消費者物価指数(CPI)前年比1%を目標に掲げる日銀は苦戦が続きます。
7月末に日銀が発表したコアCPI見通しは、12年度が0.2%、13年度が0.7%。14年度以降「遠からず1%に」という曖昧な目標もデフレ圧力に押されてやや現実味に欠ける状況。
先日追加緩和を決めたばかりの日銀は、10月30日の金融政策決定会合後にCPI見通しなどの展望リポートを発表しますが、2014年に1%見通しが立たなければ、早くもこの段階で追加緩和が行われるのではないか、という憶測まで飛び出しているようです。
とりあえずiPhone5の購入は様子見です。
NY市場、金価格は8営業日ぶりの1,770ドル台割れ。押し目としてはまだ浅めか。トレンドは下落転換目前、当面の節目は上限1,780ドル、下限1,650ドル。
短期下落トレンドのプラチナは小さめの揉み合い相場を形成し、その下限となる1,620ドル台。これを割れると1,500ドル台へとさらなる下落の可能性が高まりそうです。
ドル円は2週間ぶりに77円台に下落、揉み合いのなかトレンドも下落へ。
国内市場の金は小幅ながら4営業日続落でトレンド反転間近。4,490円~4,640円の間でしばらくレンジ相場か。
プラチナは小幅反発も下落バイアス優勢。下落メドは4,100円台半ば。上方向は4,310円が当面のレジスタンスに。
※相場の節目やターゲットについてはこちらのチャート:本日の金価格、プラチナ価格とチャート9/25も参考にご覧ください。
- 2012年9月25日(火)時点の相場
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国内金 : 4,592 円 9/25(火) ▼16(0.35%) 国内プラチナ : 4,249 円 9/25(火) ▲11(0.26%) NY金 : 1,764.6 ドル 9/24(月) ▼13.4(0.75%) NYプラチナ : 1,622.0 ドル 9/24(月) ▼15.6(0.95%) ドル円 : 77.85 円 9/24(月) ▼0.30(0.38%)
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