金プラチナ短期相場観

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景気底打ち感高まり中国経済は回復方向へ

更新日:2012年11月22日(木)

中国の製造業で景気回復の兆しが拡大しつつあります。英国金融大手のHSBC(香港上海銀行)が先ほど発表した11月の製造業購買担当者景気指数(PMI)の速報値が50.4と上昇。拡大と縮小の境目となる50を超えたのは昨年10月以来、13ヶ月ぶりのことで、足元3ヶ月間も上昇が続いています。
中国の製造業PMIは、国家統計局からも発表されており、今月月初に発表された10月分の数値は50.2とこちらでも回復傾向が見られます。
国家統計局の数値は、調査対象に大手国営企業が多いのに対して、HSBCでは中小民間企業が多い為、国家統計局の数値のほうが若干良い数値が出るとも言われます。
金消費大国の中国の景気動向は金価格の大きなサポート要因となります。12月初旬の国家統計局分のPMIもチェック要です。
※参考:中国・製造業PMIの推移

NY市場、金は小反発。この2週間1,710~1,730ドルの狭いレンジでの小動きが続きます。トレンドは上向きをキープし、1,770ドル台の上値目標も維持。
プラチナもボラチィティが低下傾向で1,500ドル台後半のレンジ相場が続きます。1,650ドル手前の上値目標も変わらず。

安倍トレードで円安の流れがとまらないドル円は81円90銭のターゲット到達後も上昇が続きます。過熱感高まるなか、賞味期限の12月16日までその勢いが続くのか。

国内、金価格も安倍トレードにサポートされて7日続伸、年初来高値の4,793円も視野に。目標は4,830円付近。買われ過ぎ状態の為この3連休前後で調整の可能性も。
プラチナも3日続伸で、4,330円台の上値目標をクリア。こちらも金と同様に過熱感警戒領域に。

※参考:本日の金価格、プラチナ価格とチャート11/22

2012年11月22日(木)時点の相場
国内金4,766 円 11/22(木) ▲48(1.02%)
国内プラチナ4,362 円 11/22(木) ▲38(0.88%)
NY金1,728.2 ドル 11/21(水) ▲4.6(0.27%)
NYプラチナ1,583.9 ドル 11/21(水) ▲10.9(0.69%)
ドル円82.52 円 11/21(水) ▲0.85(1.04%)

11/21(水)のその他主要マーケット指標

安倍トレードの恩恵を受けた為替と国内金価格と日本株 11/23(金)

景気底打ち感高まり中国経済は回復方向へ 11/22(木)

貿易赤字拡大で円安傾向に拍車 11/21(水)

ジョージ・ソロス氏も大量の金購入 11/20(火)

イスラエルのガザ地区空爆で中東情勢不安続く 11/19(月)


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