金プラチナ短期相場観
イスラエルのガザ地区空爆で中東情勢不安続く
更新日:2012年11月19日(月)
イスラエル軍とパレスチナ自治区・ガザを支配するイスラム原理主義組織ハマスとの交戦が激化しています。イスラエル軍の空爆によりパレスチナ側の死者は72人にも上り、民間人の死亡者も出ているようで、ハマス軍は報復を表明。不穏な空気が漂い始めています。
イスラエルとハマスとの停戦に向けて、エジプトが仲介役として動き出しているようですが、これによる成果も不透明な状況。そもそも、アラブ色が濃かったエジプトは昨年の民主化運動・アラブの春により親イスラエルのムバラク政権が崩壊したことでイスラエルとのパイプは弱まっているようです。調停役として米国が期待するもう一つの国、トルコもイスラエルとの関係が悪化しているようで、イスラエル支持派の米国も緊張緩和を呼びかけるものの、現地での調整役が不十分な可能性も。
週明けの国内、金は4日続伸となり、10月上旬高値の4,700円に次ぐ高値。上昇圧力も増しつつあり、4,700円台も射程距離か。順調にトレンドが続けば最大目標4,800円台も。下値サポートは4,510円。
プラチナは4日ぶりに小幅反落も上昇トレンド継続で4,330円台を窺う状態。下値警戒ラインは11月始めの42,10円辺り。これを下回ると4,110円が下値の節目に。
※参考:本日の金価格、プラチナ価格とチャート11/19
- 2012年11月19日(月)時点の相場
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国内金 : 4,669 円 11/19(月) ▲17(0.37%) 国内プラチナ : 4,259 円 11/19(月) ▼3(0.07%) NY金 : 1,714.7 ドル 11/16(金) ▲0.9(0.05%) NYプラチナ : 1,561.8 ドル 11/16(金) ▼11.5(0.73%) ドル円 : 81.32 円 11/16(金) ▲0.16(0.19%)
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