金プラチナ短期相場観
シェールガス革命で米国が世界最大の産油国でドル高へ
更新日:2012年11月24日(土)
国際エネルギー機関(IEA)が先週公表した報告書によると、シェールガス開発などを背景に米国が2017年までにサウジアラビアを抜き、世界最大の産油国になり、2030年頃までには米国が純石油輸出国になるとの見方をしています。
そうなると、米国の経常赤字も縮小し、長期的にはドル高要因となりそうです。
サウジアラビアからの原油輸入量減少に伴う、米国と中東との距離感も気になるところです。
エジプトの仲介により停戦したはずのイスラエル-ガザ紛争のその後、イスラエル軍兵士によるガザの民間人射殺との報道もあります。
火種が尽きない中東情勢からも、米国は少しずつ距離を置いて行くのでしょうか。
NY市場、金は1.34%の大幅上昇で10月18日以来、約1ヶ月ぶりとなる1,750ドル台に。2週間前に設定した目標地点1,770ドル台に向けてようやく本気で動き始めたようです。
プラチナが本格的に上昇し始める時、その上昇率は金を上回ります。2.09%の上昇でターゲット1,650ドル手前が射程距離内に。
- 2012年11月24日(土)時点の相場
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国内金 : 4,766 円 11/22(木) ▲48(1.02%) 国内プラチナ : 4,362 円 11/22(木) ▲38(0.88%) NY金 : 1,751.4 ドル 11/23(金) ▲23.2(1.34%) NYプラチナ : 1,617.1 ドル 11/23(金) ▲33.2(2.10%) ドル円 : 82.40 円 11/23(金) ▼0.05(0.06%)
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安倍トレードの恩恵を受けた為替と国内金価格と日本株 11/23(金)
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