金プラチナ短期相場観

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平成のルーブル合意で円高是正が可能か

更新日:2012年11月30日(金)

自民党の政権公約のなかに、「日米欧中を中心とした国際マクロ政策協調(平成のルーブル合意)に向けた積極的な通貨・経済外交を強力に推進。」とあります。「ルーブル合意」では、1987年にパリのルーブル宮殿で開催されたG7で、ドル安進行に歯止めをかけるために為替相場の安定に向けて協調することを合意しました。
自民党としては、平成のルーブル合意で、IMFからのお墨付きをもらった日本円に対する過大評価の是正を、G20レベルでの合意を図りたいという思惑がありそうです。
「ルーブル合意」では、結局各国協調の足並みが乱れ、ブラックマンデーの影響もあり、1ドル=150円台だったドル円相場は10ヶ月後には120円台まで、円高ドル安が進行しました。

NY市場、金は前日急落分の4割ほど戻す0.6%の反発。買われ過ぎ状態は解消したものの上昇圧力もかなり縮小。上値目標1,770ドル台を目指すには材料が必要か。
プラチナも小幅反発。1,650ドル付近を目指す展開は変わらないものの9月後半にサポートラインとなっていた1,620ドルのラインが抵抗線として立ちはだかってきた感も。

国内の金価格はわずかに反発。この価格帯で横ばい推移が続いた場合でも来週早々にも流れは下落方向へと逆転しそうな状況。下方向のメドは4,700円、4,600円、そして4,510円。
プラチナも小幅反発。4,400円~4,470円でのレンジ相場が続きそうな気配も。

※参考:本日の金価格、プラチナ価格とチャート11/30

2012年11月30日(金)時点の相場
国内金4,729 円 11/30(金) ▲6(0.13%)
国内プラチナ4,436 円 11/30(金) ▲15(0.34%)
NY金1,727.2 ドル 11/29(木) ▲10.7(0.62%)
NYプラチナ1,619.5 ドル 11/29(木) ▲7.8(0.48%)
ドル円82.11 円 11/29(木) ▲0.04(0.05%)

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平成のルーブル合意で円高是正が可能か 11/30(金)

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