金プラチナ短期相場観

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日銀はクリスマス緩和かお年玉緩和、米国ではクリスマス前か後か

更新日:2012年12月19日(水)

昨日、自民党の安倍総裁が日銀の白川総裁との会談で2%のインフレターゲットと政策アコードを要請しました。
会談は「ごあいさつ」とした白川総裁は本日から2日間、日銀の金融政策決定会合に入りますが、安倍内閣発足前に積極姿勢を見せるのかどうか注目されます。FOMCに続いての追加緩和は濃厚とも見られていましたが、総選挙・政権交代が入ったことでクリスマス緩和を見送り、次回1月のお年玉緩和へ、との見方が優勢になりつつあるようです。現状の株高円安の流れのなか、たとえ今回見送りでも次回への含みを残せば十分、というところでしょうか。

米国でも財政の崖回避に向けた合意への期待が高まり、NYダウも2日連続での3桁上昇となっています。こちらはクリスマス直前の23日までに合意できるのか、26日のボクシングデーに協議再開となるのか注目が集まります。
サプライズで日米クリスマスプレゼントの可能性にも期待したいところです。

NY市場、金は1.6%の大幅反落で下値ターゲットの1,650ドル方向へ。買われ過ぎ状態が続いても買われ続ける株やドル円と同じように、売られ過ぎ状態の金も売られ続けます。どちらも警戒水域に。
プラチナは続落で流れは下方向へ転換。レンジ下限の1,580ドルを割れるようだと8月以来の1,500ドルの大台割れリスクも浮上。

国内、金価格は続落でやや上向きかけていた流れも失速。4,760円を上限として下限4,640円のレンジで売り優勢の展開。
プラチナは反発。4,550円手前での揉み合い続くも流れは買い方向。上昇ターゲット4,550円~最大4,700円付近を目指す展開へ。

※参考:本日の金価格、プラチナ価格とチャート12/19

2012年12月19日(水)時点の相場
国内金4,724 円 12/19(水) ▼29(0.61%)
国内プラチナ4,521 円 12/19(水) ▲8(0.18%)
NY金1,670.7 ドル 12/18(火) ▼27.5(1.62%)
NYプラチナ1,593.7 ドル 12/18(火) ▼14.8(0.92%)
ドル円84.19 円 12/18(火) ▲0.31(0.37%)

12/18(火)のその他主要マーケット指標

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