金プラチナ短期相場観
今年最後の日銀会合の日は為替も金もパーフェクトオーダー達成で相場反転リスクも
更新日:2012年12月20日(木)
年内最後の日銀・金融政策決定会合では追加緩和への期待から、年内最後の上昇相場の可能性も残りますが、円安の流れが続いた為替・ドル円19日終値は84.40円。9日移動平均線が83.35円、21日移動平均線が82.73円、90日移動平均線は79.87円。価格と移動平均線が上から順に綺麗に並ぶパーフェクトオーダーとなっています。過熱感を示すRSIも77と買われ過ぎ圏。
これに対してNY金は、RSIが30を割れて売られ過ぎ圏、移動平均線は上から90、21、9と降順、その下に価格ラインが並ぶドル円とは逆方向のパーフェクトオーダーを達成。
それぞれの相場は一方向への傾き過ぎを示し、いつ反転してもおかしくない状況にきています。
折しも今朝ほど、米国での財政の崖の年内決着微妙とも伝えられてNYダウは100ドル弱の反落、リス回避的な動きも見られ始めています。
加速か急転か、ドル円も金も分岐点へとさしかかっているようです。
NY金は続落で下値ターゲットの1,650ドルへ接近中。
プラチナは小幅に3日続落。下落リスクが高まるレンジ下限の1,580ドル手前でなんとか持ち堪えようとする展開。
国内、金価格は3日続落で下落トレンド継続中。4,760円と4,640円が上下の節目。
プラチナは小さな揉み合いからの反落で4,500円割れ。4,400円割れへの急落リスクも浮上。
※参考:本日の金価格、プラチナ価格とチャート12/20
- 2012年12月20日(木)時点の相場
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国内金 : 4,698 円 12/20(木) ▼26(0.55%) 国内プラチナ : 4,492 円 12/20(木) ▼29(0.64%) NY金 : 1,667.7 ドル 12/19(水) ▼3.0(0.18%) NYプラチナ : 1,592.9 ドル 12/19(水) ▼0.8(0.05%) ドル円 : 84.40 円 12/19(水) ▲0.21(0.25%)
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