金プラチナ短期相場観

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日銀の物価目標2%と追加緩和は既に織り込み済

更新日:2013年1月9日(水)

再来週の週初21-22日開催の金融政策決定会合では物価目標を1%から2%に引き上げ、追加の金融緩和も検討。日銀は、デフレ脱却を目指し大胆な金融緩和を掲げる政府に歩調を合わせる。という報道が昨晩から出まわっていた割にはドル円の調整は進みました。先週末から1円強、1.3%程下落。11月半ば以降の上昇から見れば調整不十分、とも言えますが、アベノミクス期待に敏感に反応し続けてきた市場の反応にも変化が見え始めているようにも取れます。
物価目標2%と追加緩和は既に完全に織り込み済みのようです。日銀会合での結果はもちろんのこと、安倍内閣周辺での期待はずれな発言、不用意な失言などにも敏感に反応しそうな状態に入ってきているようです。

NY市場、金は4日ぶり反発で流れは再好転。今のところは1,640ドル台のサポートラインが効いている状況。上限1,690ドルとの間で揉み合い状態が続きます。
プラチナも大幅反発で流れは上方向。まずは1,630ドル台を目指す展開に。サポートラインは1,550-1,510ドル。
※参考:金プラチナ価格1/8 NY市場終値とチャート

国内金価格は前日の大幅調整からわずかに反発、上値目標4,900円を目指す展開に変化なし。
プラチナは前日の大幅下落分を取り戻す往って来いの展開で4,680円台の目標値を目指します。
※参考:国内金プラチナ価格とチャート1/9

2013年1月9日(水)時点の相場
国内金4,827 円 1/9(水) ▲5(0.10%)
国内プラチナ4,605 円 1/9(水) ▲50(1.10%)
NY金1,662.2 ドル 1/8(火) ▲15.9(0.97%)
NYプラチナ1,583.2 ドル 1/8(火) ▲26.9(1.73%)
ドル円87.04 円 1/8(火) ▼0.75(0.85%)

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