金プラチナ短期相場観

金プラチナ短期相場観

過去最高に積み上がった日銀マネタリーベース、市場への供給量拡大は

更新日:2013年1月7日(月)

今朝ほど日銀から発表された先月分、12月のマネタリーベースは前年比11.8%増となる132兆円に達し、過去最高水準を更新しました。
紙幣発行残高が2.8%増、貨幣流通高が0.5%増にとどまったのに対して当座預金残高は36.5%増と大幅に拡大。
中央銀行の資金供給量、日米のマネタリーベース推移だけを見れば米FRBよりも日銀のほうが急拡大しています。
安倍内閣の日銀へのプレッシャーが高まるなか、既に数字的には量的緩和策は進んでいるとも取れます。しかし、そのほとんどが日銀の当座預金に積み上がるだけの状態が続いています。貨幣流通高の拡大が伴わなければ、「強力な緩和」とはなりません。
国土強靭化政策などが実際にどこまで進み、効果を発揮するのか、安倍内閣の真価が問われる1年が本格的に始まりました。

下落基調が続くNY金価格の流れに反して、勢いが衰えない円安の流れにサポートされる国内金価格は昨年8月23日高値を超え、1980年以来の最高値を更新。上昇トレンドは続き6営業日続伸、ターゲット4,900円も目前。
プラチナも5営業日続伸で上昇トレンドに転換し、4,680円の上昇ターゲットを目指す展開。
※参考:国内金プラチナ価格とチャート1/7

2013年1月7日(月)時点の相場
国内金4,879 円 1/7(月) ▲30(0.62%)
国内プラチナ4,605 円 1/7(月) ▲57(1.25%)
NY金1,648.9 ドル 1/4(金) ▼25.7(1.53%)
NYプラチナ1,555.2 ドル 1/4(金) ▼21.5(1.36%)
ドル円88.15 円 1/4(金) ▲0.92(1.05%)

1/4(金)のその他主要マーケット指標

世界で最も重要な3つの流れに対して役に立たなくなった3つの親米国ジブ 1/8(火)

過去最高に積み上がった日銀マネタリーベース、市場への供給量拡大は 1/7(月)

QE早期打ち切り懸念の余波に失業率悪化も焼け石に水、金は6週続落 1/5(土)

FOMC議事録での量的緩和早期打ち切りの可能性、金の調整相場再開か 1/4(金)

財政の崖回避法案成立によるリスクオン相場はどこまで続く 1/3(木)


短期相場観~よく読まれた記事一覧

明日の国内金プラチナ相場価格リアルタイム予想

PIVOT指数から見るNY金相場サポート&レジスタンスライン

PIVOT指数から見るNYプラチナ相場サポート&レジスタンスライン


RSS金プラ短期相場観 RSSリーダーで金プラチナ短期相場観を購読


ページの先頭へ