金プラチナ短期相場観

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週明け恒例のドル円窓開け、今週は円高方向へ

更新日:2013年5月20日(月)

先週末103円20銭付近で引けたドル円相場は今朝、102円60銭付近からのスタート。最近、珍しくなくなってきた為替市場週明けの窓開け。ドル高円安の勢いが続くドル円相場では、週末のわずかな材料をきっかけに月曜の朝には円安方向へと窓を開けるケースが続きましたが、今週は珍しく60銭ほど円高方向のギャップ・オープン。
日曜日のNHKの番組内での甘利経済担当相の「過度の円高是正はかなりできた」「円安がどんどん進むと国民生活へのマイナスの影響」との発言が影響した可能性が高そうです。

先週102円台半ばの短期上値目標値に到達後、2日程の横這い推移を挟んで週末に103円台へと急騰。押し目もなく急騰が続くような過度の流れは、急反落を招いたり、相場の混乱をも引き起こしかねません。甘利大臣がそんなことを考慮した訳ではないでしょうけれど、適度な調整は今後のドル高円安の流れにとっても必要な局面。
午前中にはまだ102円80銭付近までしか窓を埋めきれていません。しかし、少々時間がかかろうと、かなりの高確率で、今朝のギャップは埋められて103円20銭台まで上昇するはずです。
2008年に開けっ放しにした2つの窓、105円前後の窓と107円台前半の窓を締めに行かなくてはならないのですから。

週明け国内、金は2.3%の大幅反落スタート。NY市場の二番底形成への動きに大きく引っ張られた形で国内価格もしばしの調整色濃厚。短期下落目標地点は4,500円台前半、4,510円付近までの大幅調整となる可能性も。上方向には4,910円が抵抗ライン。

プラチナは3日続落で堅調推移をサポートしていた5,050円のラインを大きく下抜け。低確率と見られた上昇メドは消滅し、下落目標が点灯。但し今回の下値目標は4,900円台前半、4,930円程度までの調整にとどまる可能性も。上値抵抗線は5,140円。
※参考:金プラチナ国内価格5/20とチャート

2013年5月20日(月)時点の相場
国内金4,650 円 5/20(月) ▼111(2.33%)
国内プラチナ4,951 円 5/20(月) ▼126(2.48%)
NY金1,364.7 ドル 5/17(金) ▼22.2(1.60%)
NYプラチナ1,468.0 ドル 5/17(金) ▼17.6(1.18%)
ドル円103.21 円 5/17(金) ▲1.01(0.99%)

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