金プラチナ短期相場観

金プラチナ短期相場観

金・プラチナともに採算ラインとの攻防への可能性も

更新日:2013年5月18日(土)

米国のQE3による資産購入の縮小論が高まっています。サンフランシスコ連銀総裁は、雇用市場の見通し改善を踏まえてFRBは夏にも資産買い入れを縮小し、年内停止の可能性と言及。ダラス連銀の総裁も、住宅市場改善傾向とMBS(住宅ローン担保証券)市場の機能阻害回避を理由にMBS購入縮小を主張。リッチモンド連銀の総裁も同様の見解で、フィラデルフィア連銀の総裁に至っては来月からでも縮小すべき、と。
そのフィラデルフィア連銀が16日に発表した景気指数は予想外の低下でドル売り・株売りを誘ったものの、昨日のミシガン大学の消費者指数が上振れとなりドル買い・株買いが進行。
最近の米国経済指標は強弱入り交じるものの、弱い結果への反応よりも強い結果への反応のほうが大きくなってきています。

相次ぐFRB関係者の資産購入縮小発言で、米ドルと株が買われ続け、金相場の下落にも拍車がかかります。目先は、二番底達成で反発の可能性もありそうですが、少し長めのレンジでは軟調推移もやむ無しとなる可能性を感じさせる環境です。
次週、22日のバーナンキFRB議長の議会証言への注目度がアップしています。
もし、資産購入縮小への可能性を示唆するような発言があれば、今後の金価格は、採算ラインと言われる1,200ドルを目指すような展開にもなりかねません。

NY市場、金は2009年3月以降で最長となる7日続落で1,360ドルの短期目標地点に到達。一時1,353ドルまで下げる展開で終値では4月15日の1,361.4ドルと同水準。ニ番底・・・となる為にはこの近辺で下げ止まって反発する必要あり。「二番底は買え」と言われる程、その後の上昇確率が高いパターンながら、三番底の可能性も、さらには単なる戻り高値の後の下落再開途中、という可能性すら否定はできない状況にも警戒。
週間では71.9ドル、5%の下落となり、4月15日の週の105.8ドル、7.05%下落に次ぐ急落の1週間に。

プラチナも3日続落で雲行きの怪しい展開に。1,480ドルのサポートラインをしっかりと下抜けてしまったことで上値目標は消滅。短期トレンドが完全に下落方向へと転換した訳ではないものの、さらなる下落リスクが浮上。メドとしては、採算ラインとされる1,400ドルを割れて現在の金価格と同水準の1,360ドル付近まで、一時的に下落する可能性も。上方向のレジスタンスは1,500ドル。
週間ベースでは18ドル、1.21%の下落で2週続落。

ドル円は3日ぶりの反発で1円、1%の上昇、2008年10月以来となる103円台前半に到達。
週間ベースでは1円58銭、1.55%の上昇で3週続伸。
※参考:金プラチナ価格とドル円 NY市場5/17終値とチャート

2013年5月18日(土)時点の相場
国内金4,761 円 5/17(金) ▲10(0.21%)
国内プラチナ5,077 円 5/17(金) ▼7(0.14%)
NY金1,364.7 ドル 5/17(金) ▼22.2(1.60%)
NYプラチナ1,468.0 ドル 5/17(金) ▼17.6(1.18%)
ドル円103.21 円 5/17(金) ▲1.01(0.99%)

5/17(金)のその他主要マーケット指標

90日移動平均乖離率が10%を超えたNY金は相場の転換点へ 5/19(日)

金・プラチナともに採算ラインとの攻防への可能性も 5/18(土)

NY金価格1,360ドルは2番底ではなく下落トレンド継続への道半ばか 5/17(金)

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