金プラチナ短期相場観

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順調に進むドル円相場の調整メド

更新日:2013年5月28日(火)

ドル円相場の調整メド今朝の為替市場では、ややドル高円安方向への流れが強まる場面もありましたが、この数日間、株安に連動するように円高が進んでいます。
先週、5月22日の高値103円70銭台から、既に2円70銭下落して101円前後まで下落したドル円相場の今回の調整メドは?

1)昨年秋の節目となる安値、9月13日の77円10銭台から順調に円安方向に推移してきたドル円相場は、今年2月25日の高値94円45銭まで上昇し、イタリア総選挙の結果を受けて急落、その日のうちに90円80銭台まで下落しました。
この時の調整値幅は3円60銭、3.82%の調整でした。

2)翌3月12日の高値が96円70銭台。ここからの調整はキプロス・ショックなどもあり4月2日の92円50銭台まで、4円15銭の下落。率にして4.29%の調整となりました。

3)4月には日銀緩和を受けて11日に99円90銭台まで上昇。その後は金価格の暴落の影響などもあり16日の95円70銭台まで下落。4.2%の調整でした。

4)そして5月、22日の103円70銭台まで上昇後の下落調整率は今のところ2.6%。
2月以降、月に1回、4%前後の調整をはさんで上昇を続けてきたドル円相場、今回もこの程度の調整と仮定すると、
99円30銭から99円80銭台あたりが、妥当な水準と言えそうです。

NY市場はメモリアルデーで休場。
ドル円も静かに101円前後で推移。わずかながら3日続落。調整継続で下値目標は100円割れ、99円80銭台辺り。

国内、金は今朝の円安の流れから1%の反発。日々上下に振れる不安定な展開が続き、下方バイアスも低下、上値抵抗4,770円を試すような勢いも。しかし現状ではまだ4,570円台までの下方リスクも継続。

プラチナも0.8%の反発。しかし金と比較するとまだ売り圧力のほうが強い状態で、4,870円付近の目標地点までしっかりと下落する可能性も高そう。上方向への節目は5,100円。
※参考:金プラチナ国内価格5/28とチャート

2013年5月28日(火)時点の相場
国内金4,745 円 5/28(火) ▲49(1.04%)
国内プラチナ4,962 円 5/28(火) ▲40(0.81%)
NY金1,386.6 ドル 5/24(金) ▼5.2(0.37%)
NYプラチナ1,451.9 ドル 5/24(金) ▼5.3(0.36%)
ドル円100.96 円 5/27(月) ▼0.21(0.20%)

5/24(金)のその他主要マーケット指標

プラチナ価格低迷の要因 5/29(水)

順調に進むドル円相場の調整メド 5/28(火)

乱高下の市場で日経平均よりも荒れている国内金価格と国債金利 5/27(月)

月足チャートで見る金価格の長期サポートライン 5/26(日)

主要株価は連日の高値更新から急反落、下げ遅れたNYダウは次週急落か 5/25(土)


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