金プラチナ短期相場観
100%戻しと倍返し、国内価格で見る金とプラチナの相場状況の違い
更新日:2013年8月19日(月)
お盆休みの間も上昇を続けた国内金価格とプラチナ価格は、いずれも8日続伸。上昇基調が強まるなかにも、それぞれの相場状況の違いと、その特徴がよく表れているようです。
週明け、お盆休み明けの国内、金価格は1.53%の大幅上昇で8日続伸。4月17日からの8日続伸と並び今年最長。
4月の時は暴落直後の反発局面であり、8日続伸後はしばらく揉み合いを形成し、再び下落局面を迎える展開となりました。
今回はというと、7月末に300円ほど一方的に下げた反発局面がここまで継続し、ようやく100%と少し戻した状況。4月の時とやや似たような状況にも見えなくもありません。
短期的には上昇シグナル点灯で、当面の上値目標は4,620円辺り。
なお、過熱感が徐々に高まりつつあり、久しぶりに90日移動平均線にぶつかる格好となり、上値抵抗にもなり得るところ。急騰、急落直後には相場が行き過ぎる傾向もあり、今回の上昇シグナルにも一抹の不安が。
プラチナも0.36%上昇で8日続伸。年初の7日続伸を超えて今年最長記録を更新。
年初の時は前年末から続く上昇トレンドを継続し、4,500円台から5,000円台まで500円もの急上昇、その後も上下動を挟みながらも上昇を続け、2月上旬の今年高値5,440円台まで上昇。
今回は、8月初旬に150円ほど下げてからの反発で、倍返しとなる300円超の上昇。少し長めに見ると、6月末に今年安値をつけて以降の上昇トレンド継続中。やはり年初の時の続伸と似たような状況にも。
当面の上値目標は5,070円付近。
※参考:金プラチナ国内価格8/19とチャート
急落直後の反発局面でのみ続伸となる金、トレンドが発生時に続伸し易く、その値幅も大きくなり易いプラチナ。それぞれの今年の相場状況をよく表しているようです。
- 2013年8月19日(月)時点の相場
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国内金 : 4,503 円 8/19(月) ▲68(1.53%) 国内プラチナ : 4,990 円 8/19(月) ▲18(0.36%) NY金 : 1,371.0 ドル 8/16(金) ▲10.1(0.74%) NYプラチナ : 1,527.6 ドル 8/16(金) ▼4.7(0.31%) ドル円 : 97.62 円 8/16(金) ▲0.27(0.27%)
100%戻しと倍返し、国内価格で見る金とプラチナの相場状況の違い 8/19(月)
夏場の上昇率1位を快走するプラチナを猛追する金 8/17(土)
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