金プラチナ短期相場観
4月半ば、流れが変わった?株・為替・金
更新日:2014年4月19日(土)
年初から下落基調が続いていた日経平均は、先週1週間で1,100円超の大幅下落でセリング・クライマックスを迎え、今週は450円以上反発したことで底入れを見た可能性がありそうです。
少し長めのレンジで見ると、昨年6月13日安値12,415.85円から12月30日高値16,320.22円まで3,904.37円の大幅上昇。
この上昇値幅の61.8%戻しラインが13,907.32円。
4月11日安値で13,885.11円まで下落して終値で13,960.05円へと反発。週明けの14日にも再度安値で13,885.22円まで下げて終値では13,910.16円へと反発。
61.8%ラインをしっかりと確認して今週反発に向かい始めた形です。
NYダウも、今年安値となった2月5日の15,340.69ドルから史上最高値更新となった4月4日の16,631.63ドルまで上昇し、その後急落局面を迎えていましたが、やはり4月11日安値16,015.32ドルで反転。
上昇幅の50%戻し15,986.16ドル付近にほぼ到達したことが今週の大幅上昇へとつながったようです。
逆に上昇基調から反落へと流れが変わったのが金。
短期レンジでみたNY金相場は、今年高値となった3月17日の1,392.6ドルから4月1日安値1,277.4ドルまで下落して反転上昇が続きましたが、50%戻しとなる1,335ドル付近(4月14日高値1,331.4ドル)まで上昇して反落へと向かい始めたところ。
NY金相場の今週は、週間ベースで-25.1ドル(-1.9%)となり3週間ぶりの反落。1,280ドルのサポートラインでの攻防中。
プラチナも同様で、今年高値1,489ドル(3月5日)から1,394.3ドル(3月27日)まで下落して反転上昇が続きましたが、76.2%戻しとなる1,466.5ドル付近(4月14日高値1,471.5ドル)で力尽きて反落の流れへ。
週間では-33.9ドル(-2.32%)とやはり3週間ぶりの反落で1,400ドル割れへのリスク。
今年軟調推移となり、このところは揉み合い状態が続くドル円相場は、4月3日高値104.11円から急落し、10日と11日に2度つけた安値101.33円で反発。
この日から6日続伸となり、17日高値で102.39円、18日高値では102.56円まで上昇し、50%戻しライン102.72円まであとわずかのところで足踏み状態が続きます。この1週間では+0.75円(+0.74%)と反発。
なお、日経平均も短期レンジで見ると、4月5日高値15,164.39円から11日安値13,885.11円の50%戻しとなる1,4524.75円を18日高値14,536.67円でわずかに上抜けると終値では14,516.27円へとやや反落。50%ラインの攻防が続きます。
株高・円安の巻き戻しが進む今年、ようやく本格的に流れが変わるかどうかの見極めは、次週へ持ち越し。
- 2014年4月19日(土)時点の相場
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国内金 : 4,560 円 4/18(金) ▼18(0.39%) 国内プラチナ : 4,967 円 4/18(金) ▼65(1.29%) NY金 : 1,293.9 ドル 4/17(木) ▼9.6(0.74%) NYプラチナ : 1,428.7 ドル 4/17(木) ▼9.1(0.63%) ドル円 : 102.42 円 4/18(金) ▲0.03(0.03%)
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