金プラチナ短期相場観

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LMCI労働市場情勢指数は前月から大幅低下も米労働市場は堅調推移

更新日:2015年2月10日(火)

LMCI(労働市場情勢指数)2015年1月米FRBが公表した労働市場情勢指数(LMCI)の1月分は+4.9。前月の+7.3からは大幅低下。好調さを示した先週末の雇用統計とは対照的な結果となり、米労働市場のたるみは依然残っているのではないか、との印象も受けます。

しかし、雇用統計の過去データが全面改訂されたことに伴い、このLMCIも全面改訂されています。雇用統計のNFP過去2ヶ月分が大幅上方修正されたのと同じように、LMCIの12月分は6.1から7.1へ、11月分も5.5から6.7へと大幅上方修正。
過去2カ月分が良過ぎたために1月分が見劣りする状態とも言えそうです。

2012年以降の平均値4.45と比較すると、まずまずの好結果と見ることも可能。また、6カ月移動平均では5.33となり上昇傾向を示しています。昨年6-8月に次ぐ水準にあり、それ以前で5.3を上回っていた時期は、2012年5月まで遡ることになります。

2011年以前と比較すると、ここ2-3年はピーク時の数値こそ低いものの、好不調の波が縮小し、コンスタントにやや好調な状態を維持しています。そのなかでも最近は、ゆるやかに水準を切り上げるような状況となっています。

2014年以降の数値は以下のとおり(括弧内は6カ月移動平均)。
1月:2.7(4.30)
2月:3.2(4.20)
3月:5.9(4.57)
4月:8.1(5.18)
5月:7.0(5.17)
6月:5.6(5.42)
7月:3.4(5.53)
8月:2.9(5.48)
9月:4.6(5.27)
10月:5.6(4.85)
11月:6.7(4.80)
12月:7.3(5.08)
2015年1月:4.9(5.33)

過去データの改訂が頻繁に行われ、市場の注目度もまだまだ低いLMCIの結果に、マーケットの反応は限定的ですが、米労働市場は確実に回復基調が進んでいるようです。

NY金・日足チャート 2015/1/8 - 2/99日のNY金相場は先週末の大幅下落からの自律反発で0.56%上昇。ギリシャ財政不安とウクライナ情勢への懸念が続くなかでは、さらに売られる理由もなく、目標水準1,230ドルに到達したことも反発要因に。90日移動平均線も水平状態となり、揉み合い傾向が強まりそうな状況。ただし、当面のサポートライン1,230ドル台を割り込むようなら下方リスクが拡大。

NYプラチナ・日足チャート 2015/1/8 - 2/9プラチナ相場は0.1%の小幅続落。目標水準1,200ドル前後を目指す流れのなか、1,210ドルまで下げて元の水準へと急反発。売られ過ぎ局面からの反発の流れとの拮抗状態の様相も。しかし、集中し始めていた90日までの移動平均線が乱れ始め、その全てを下抜けた状態となり、下押し圧力が高まる状況。

ドル円・日足チャート 2015/1/9 - 2/9ドル円は0.33%の反落。保ち合い状態からの上放れにより上昇トレンド加速の可能性が高まった状態ながら、欧州界隈でのリスクを懸念する向きも根強いこと、119円10銭付近までの強い抵抗水準に上値を押さえられていることにより、いったん調整。118円台半ば付近では底堅さも見られる状況が続き、元のレンジ水準に吸収されない限り上値目標121円台前半を目指す流れは継続。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場2/9終値とチャート

10日の国内金価格は0.06%の小幅反発。下値目標水準5,050円台到達後の一服状態が継続。1月23日に今年高値をつけて以降、コンスタントに続いた下落トレンドは3週間め。時間的にも収束しやすい頃合いながらも、下げ止まりの兆しは不十分。加速するかと思われた円安の流れが腰折れ状態となりつつあり、足を引っ張る可能性も。揉み合い傾向からやや軟調気味の流れが予想される。

プラチナは0.62%の続落。4,950円台から5,040円までのレンジ内、下限トライへ。この水準でサポートされないようなら下値余地は4,890円付近まで拡大。昨年秋以降続いた中期上昇トレンドにも黄色信号。
※参考:金プラチナ国内価格2/10とチャート

2015年2月10日(火)時点の相場
国内金5,061 円 2/10(火) ▲3(0.06%)
国内プラチナ4,962 円 2/10(火) ▼31(0.62%)
NY金1,241.5 ドル 2/9(月) ▲6.9(0.56%)
NYプラチナ1,220.4 ドル 2/9(月) ▼1.2(0.10%)
ドル円118.63 円 2/9(月) ▼0.39(0.33%)

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