米雇用統計と政策金利の推移チャート

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米国の失業率と非農業部門雇用者数、政策金利の推移

米雇用統計と政策金利の推移
  • 政策金利:%
  • 失業率:%
  • 非農業部門雇用者数:万人、前月比増減数(右軸)
  • 雇用者数6MA:万人、非農業部門雇用者数の6ヶ月間の平均(右軸)

米労働省が7日発表した1月の雇用統計で、非農業部門雇用者数は市場予想の前月比+16.5万人を大幅に上回る+22.5万人。12月の+14.5万人は+14.7万人へ、11月の+25.6万人も+26.1万人へといずれも上方修正。失業率は市場予想を上回る3.6%で前月から0.1%上昇。年次改定で過去データ全般に修正。

2007年夏のサブプライムショック以降、米国経済は右肩下がりとなります。

政策金利は2007年9月に、ピーク時の5.25%から4.75%へと引き下げ、これ以降、利下げフェーズが始まります。リーマンショック後の2008年12月に0.00%~0.25%とする実質ゼロ金利政策が始まり、数年もの間継続され、2015年半ばまで継続される見込みとなっています。

失業率は2007年までは4%台で安定推移していましたが、2008年から徐々に悪化、リーマンショック以降その速度を早め、2009年に入ると8%台からピーク時の10%まで悪化しました。その後は緩やかな回復傾向で、2011年11月にやっと8%台、2012年に入ってもなかなか8%を切れない状態が続いています。
なお、日本では一時帰休者などが失業者に含まれませんが、米国では含まれる為、日本より米国のほうが失業率は高めとなるようです。

非農業部門雇用者数(NFP:NonFarm Payroll)については、月々の増減値で示される為、上下動が大きくなります。傾向を見る為に6ヶ月間の平均値の推移を赤のラインで表示しています。この推移を見ると、2007年前半までの好景気には15万人増の状態が続いていました。サブプライムショック以降は減速が進み、リーマンショック後は大幅減が続きます。2010年に入り、ようやく増加傾向に戻り始めましたがなかなか安定推移には至っていません。

2012年に入ると、前半には非農業部門雇用者数(NFP)にやや改善傾向が見られましたが、まだ不安定な状態です。何よりも不安視されているのが失業率の高止まりです。8%台を切ることもできず、かつての5%程度からは大きく乖離しています。この状況にしびれを切らしたFRB(米連邦準備制度理事会)は9月のFOMCでQE3(量的緩和第3弾)の導入を決定しました。

最近の米雇用統計 ※括弧内は6カ月移動平均
2020年1月 失業率:3.6% NFP:+22.5(+20.55)
2019年12月 失業率:3.5% NFP:+14.7(+20.03)
2019年11月 失業率:3.5% NFP:+26.1(+20.62)
2019年10月 失業率:3.6% NFP:+18.5(+17.68)
2019年9月 失業率:3.5% NFP:+20.8(+18.10)
2019年8月 失業率:3.7% NFP:+20.7(+17.08)
2019年7月 失業率:3.7% NFP:+19.4(+13.65)
2019年6月 失業率:3.7% NFP:+18.2(+14.90)
2019年5月 失業率:3.6% NFP:+8.5(+14.90)
2019年4月 失業率:3.6% NFP:+21.0(+15.72)
2019年3月 失業率:3.8% NFP:+14.7(+15.57)
2019年2月 失業率:3.8% NFP:+0.1(+14.45)
2019年1月 失業率:4.0% NFP:+26.9(+18.50)
※NFP:前月比増減数(万人)
※2020年2月NFP年次改定。

最終更新日:2020/2/7

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