金プラチナ短期相場観

金プラチナ短期相場観

その注目度以上に低下している労働市場情勢指数「LMCI」

更新日:2015年5月12日(火)

LMCI(労働市場情勢指数)2015年4月最近、注目度が低下している米FRB発表のLMCI(労働市場情勢指数)。その4月分は2カ月連続のマイナス圏。しかも-0.3から-1.8へと大幅下方修正された3月分をさらに下回る-1.9。
2カ月連続でのマイナス圏は2012年5-6月以来ほぼ3年ぶり。
それでも市場の反応はほぼスルー。低下は一時的と見ているのか、それともイエレン議長の肝いりの指標を単に軽視しているだけなのか。

3月の低下は一時的要因として已む無しとしても、4月分については雇用統計も失業保険申請件数でも改善傾向を示していたにも関わらず、予想外の低迷。やはり賃金上昇率や労働参加率の低迷状態を重要視しているのかもしれません。
なお、2月分も2から1へと大幅下方修正、1月分も3.8から3.5へと下方修正され、6カ月平均でも2012年10月以来、2年半ぶりの低水準。2012年以降の平均値も3月時点の4.1から4月時点では3.91へと低下。

過去1年間の数値と6カ月平均は以下のとおり。
2014年
4月:7.9(5.15)
5月:6.9(5.13)
6月:5.5(5.37)
7月:3.4(5.45)
8月:3.0(5.42)
9月:4.7(5.23)
10月:5.9(4.90)
11月:7.1(4.93)
12月:7.1(5.20)
2015年
1月:3.5(5.22)
2月:1.0(4.88)
3月:-1.8(3.80)
4月:-1.9(2.50)

昨年末をピークに急降下している流れは、3年前の2012年前半と同じような推移。同じように次月から急回復した場合、3カ月で平均的水準4付近に戻る可能性はありますが、果たして、そうなるのかどうか。まずは、次月プラス圏回復がポイントに。

現状では、LMCIの数値は注目度の低下度合いを超えるほどの急低下となっています。

NY金・日足チャート 2015/4/10 - 5/1111日のNY金相場は0.5%の反落。NY時間に入ってドル高の流れが進むと1178ドルまで10ドルほどの急落。ユーロ圏財務相会合でのギリシャ支援再開は見送られたものの、進展あり、との報道なども影響した模様。レンジ縮小の流れが続き、1180ドルから1190ドルへと縮小、上値を徐々に切り下げ、下値は1180ドルでなんとか持ち堪えるような状況に。下限を割れ、4月末から5月初旬の安値圏1170ドル台でサポートされない場合には1140ドル近辺まで下値余地拡大の可能性。

NYプラチナ・日足チャート 2015/4/10 - 5/11プラチナ相場は1.42%の大幅反落。ゆるやかに切り上げつつあった下値サポートラインを割れたことで下値トライが加速する可能性。4月安値1120ドル付近で下げ止まらない場合には、3月につけた今年安値1090ドル近辺が目標水準に。

ドル円・日足チャート 2015/4/10 - 5/11ドル円は0.24%上昇し3営業日続伸。10年債利回り上昇に連れてドル買いの流れが続き、下値を切り上げる展開。しかし現状では120円台前半の抵抗水準を超えるほどの勢いもない状態か。ブレイクできれば123円台を目指す流れがスタートする可能性。下方向へは119円台半ばがサポートライン。さらに118円台後半も強めのサポート水準、可能性は低いが下抜けると大幅下落となりやすい重要水準。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場5/11終値とチャート

12日の国内金価格は0.2%の小幅反落。確率は低いと見られた4980円を目指す流れは、やはり加速することなくレンジ内に逆戻りの動き。しかしながら、過去の抵抗水準となってきた9日移動平均線をわずかに超えた状態で踏みとどまっており、上値トライへの可能性もわずかに残る状況か。4870円台は重要なサポートライン。

プラチナも0.76%の反落で前日上昇分を帳消し。ニュートラル状態へと戻しつつあった流れは巻き戻され、抵抗水準も4720円台から4710円台へと切り下げ、下値サポートライン4670円との攻防へ。下抜けると4月安値4590円台が視野に。
※参考:金プラチナ国内価格5/12とチャート

2015年5月12日(火)時点の相場
国内金4,899 円 5/12(火) ▼10(0.20%)
国内プラチナ4,675 円 5/12(火) ▼36(0.76%)
NY金1,183.0 ドル 5/11(月) ▼5.9(0.50%)
NYプラチナ1,127.3 ドル 5/11(月) ▼16.2(1.42%)
ドル円120.07 円 5/11(月) ▲0.29(0.24%)

5/11(月)のその他主要マーケット指標

イエレン・ダッシュボードはコンスタントに減速中 5/13(水)

その注目度以上に低下している労働市場情勢指数「LMCI」 5/12(火)

雇用統計発表直後の為替と金相場の値動き 5/11(月)

比較的好結果と言える雇用統計、利上げへの決め手は賃金上昇率 5/9(土)

ドイツ10年債利回りの異常な急騰一服で次の展開へ? 5/8(金)


短期相場観~よく読まれた記事一覧

明日の国内金プラチナ相場価格リアルタイム予想

PIVOT指数から見るNY金相場サポート&レジスタンスライン

PIVOT指数から見るNYプラチナ相場サポート&レジスタンスライン


RSS金プラ短期相場観 RSSリーダーで金プラチナ短期相場観を購読


ページの先頭へ