金プラチナ短期相場観

金プラチナ短期相場観

パリ同時多発テロ後の国内プラチナ価格下値メド

更新日:2015年11月16日(月)

13日に発生したフランス・パリの同時多発テロにより、週明けの金融市場への影響も懸念されていましたが、月曜午前の時点では限定的にとどまっているようです。今朝には日本の7-9月期GDP速報値下振れで2期連続マイナスのリセッションとなったこともあり、日経平均も大きく下振れてスタートしましたが、その後は持ち直しの動きとなっています。為替も1ドル=122円20銭辺りまで下げてスタートした後は122円台半ば辺りまで戻している状況です。
通常なら、地政学リスクで買われやすい金も、米利上げ前の下げ基調が続く最近の状況ではそれほど買われないのではないか、とも見ていましたが、先週末比10ドル程度上昇して1090ドルを回復。こちらは逆に地政学リスクの影響は限定的というよりは通常に近い状況のようです。これに連れる形でNYプラチナも若干の戻り基調に。

しかし、NYダウの時間外の戻りは限定的となっており、欧州株への影響は最も大きくなることも予想され、今回の一件の真相を含め、単発に終わらない可能性や欧州の難民問題への影響なども懸念され、今後の動向にも警戒感が残るところです。

国内プラチナ価格 長期チャートとサポート水準 2015年11月16日そんな状況下で週明けの国内プラチナ価格は下げ止まらずにスタートしていますが、一度は反発へと向かう可能性もかなり高まりつつある様子です。しかし、流れが完全に変わる可能性は現時点ではまだ低いと見ておくべきかもしれません。

長期的に見た場合、国内プラチナ価格のサポート水準は3600円付近。これを割り込んだ場合には3400円辺りまではサポート水準候補はほぼ見当たらない状況です。さらに、今年の下落トレンドの流れがもうしばらく続くと仮定した場合、12月後半にかけてレンジ下限は、3400円台前半まで切り下がることになります。

今後、反発基調がある程度強まることがあれば、3900円程度まで上昇する可能性も想定できますが、反発力が弱ければ、過去の変動幅から想定した場合の下値メド3500円を割り込んで3400円台まで下落する可能性にも警戒しておくべきかもしれません。

16日の国内プラチナ価格は1.74%の大幅安となり、2012年8月3日(3630円)以来、3年3カ月半ぶりの安値水準。続落は11営業日めとなり、少なくとも過去7年間で最長。RSIは「4.8」まで低下し、12日続落となった13日時点のNYプラチナ相場の「13」と比較しても、もはや異常値。直近14日間の変動幅合計の4.8%しか上昇していないことになり、実際の変動幅はこの14日間で27円上昇し、537円下落。なお、27円の上昇は10月29日だけの上昇値幅であり、これ以外の13日間全て下落している状況。過去の実績と確率からすると明日の価格はいったん上昇する可能性は極めて高いことになるが・・・。

国内金価格は0.33%の小幅高となり、4営業日ぶりの反発。9月16日につけた今年安値4578円のわずか手前で下げ止まって反発した形となり、9月に揉み合いを形成した4600円前後のレンジがサポート水準として作用した格好。今朝時点でのNY金に反発の兆しが見られ、円高も限定的にとどまっている状況により、目先は4580円がサポートラインとなって、もう少し反発傾向が続く可能性が高まると同時に、サポートラインを割り込んだ場合には下落圧力も一段と高まることに。
※参考:金プラチナ国内価格11/16とチャート

2015年11月16日(月)時点の相場
国内金4,599 円 11/16(月) ▲15(0.33%)
国内プラチナ3,664 円 11/16(月) ▼65(1.74%)
NY金1,080.9 ドル 11/13(金) ▼0.1(0.01%)
NYプラチナ863.7 ドル 11/13(金) ▼13.2(1.51%)
ドル円122.62 円 11/13(金) ▲0.01(0.01%)

11/13(金)のその他主要マーケット指標

テロに屈しないマーケット、有事の金も限定的 11/17(火)

パリ同時多発テロ後の国内プラチナ価格下値メド 11/16(月)

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世界の金需要 2015年第3四半期 11/13(金)

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