金プラチナ短期相場観

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リッチモンド連銀も製造業急回復、トランプ期待継続が金の重しに

更新日:2016年12月28日(水)

リッチモンド連銀製造業指数 2016年12月27日に発表されたリッチモンド連銀製造業指数は+8.0。市場予想の+5.0を上回り、11月の+4.0からも大きく上昇、8月から10月まで3カ月連続マイナス圏となっていた低迷期から抜け出しての急回復が続いています。6カ月移動平均では10月に-3.8まで落ち込み、2009年9月(-7.0)以来7年1カ月ぶり低水準となっていた状態から12月には-0.2まで回復し、プラス圏回復も目前。
内訳では、出荷が4月以来8カ月ぶり、新規受注も半年ぶりの高水準となった他、半年後の見通しでは出荷が昨年9月以来1年3カ月ぶり、新規受注は2006年2月以来10年10カ月ぶりの高水準となっています。

半年後の見通しが高水準へと急回復しているのは、NY連銀とフィラアデルフィア連銀の製造業景況指数でも同様でした。また、先週発表されたカンザスシティ連銀の12月も2014年5月以来、2年7カ月ぶりの高水準となる11まで急回復しており、やはり半年後の見通し指数も2014年4月以来2年8カ月ぶりの高水準となる19へと急上昇。
若干の出遅れ感もあったNY連銀とリッチモンド連銀の景況指数も12月には大きく上昇し、主要地区連銀での製造業景況感は急回復が一段と進行し、半年後の見通しも非常に明るい状態となっています。

この日発表されたコンファレンス・ボードの12月消費者信頼感指数も113.7となり、2001年8月以来、15年4カ月ぶりの高水準。先週のミシガン大消費者信頼感指数も12年11カ月ぶりの高水準へと上昇しており、いずれも期待指数も上昇している状況。

製造業の景況感も消費センチメントも、トランプ相場による株高の流れとともに好調となり、トランプ期待とともに半年後の期待値も大きく上昇する好循環がスタートし始めている様子です。

そろそろ反発も、と期待される金市場にとっては、この好循環が重しとなって上値を押さえられる状態が続きます。

NY金・日足チャート 2016/11/25 - 12/27連休明け、27日のNY金相場は0.46%高で続伸。時間外には押し目買い優勢の展開となり、一時2週間ぶり高値圏となる1150ドル台まで急騰。しかし、最近の保合いレンジ上限1140ドル半ばを超える水準では上値も重く、長くは続かず。米10月のケースシラー住宅価格指数や12月の消費者信頼感指数などが好結果となったこともあり、ややドル買いが強まる場面もあって1130ドル台後半まで押し戻される展開。先週まで7週続落となった軟調推移の流れに変化の兆しも見られ、鍋底形成を経て年末最終週に8週間ぶりの反発をかけた攻防がスタート。再度しっかりと1140ドル台半ば以上へと水準を切り上げることができれば反発局面形成へと向かい、1170ドル付近が当面の上値目安に。しかし、保合いレンジ下限1120ドル台半ばを割れると下値トライ再開となり、1100ドル前後まで水準を切り下げる展開も。

NYプラチナ・日足チャート 2016/11/25 - 12/27NYプラチナ相場は1.22%の大幅高となり、4営業日ぶりの反発。金の反発への可能性を示唆するような動きに追随する形となり、下値トライ加速への流れがいったん大きく巻き戻された状態に。下値目安850ドル近辺までの下落リスクはまだ抱えながらも、短期的には15日と23日の安値890ドル前後で2番底形成への可能性も。930ドル前後が反発方向への節目水準となり、2番底のネックラインとなる935ドルも突破できれば上値余地も大幅拡大へ。

ドル円・日足チャート 2016/11/28 - 12/27ドル円は前日から30銭ほどのドル高円安となって5日ぶりの小反発。閑散状態での膠着状態はこの日も続き、117円台での小動きとなり、15日高値118円60銭台を頂点に高値を切り下げる三角保合いを形成中。下限はその底辺となる117円、ここを下抜けると115円半ば辺りまでの調整局面進行が予想される。逆に118円前半を突破するような展開となった場合には、掉尾の一振で119円台半ば辺りまでの上昇も想定可能。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場12/27終値とチャート

28日の国内金価格は0.7%の大幅反発となり、12月19日(4601)以来の4600円台回復。長期小幅保合い下限割れに伴う下落サインはダマシに終わる可能性も。NY金の底堅さに支えられて国内価格の下落圧力も縮小。9月9日以来3カ月半ぶりの90日移動平均線超え寸前まで上昇し、この節目で上値を押さえられての再反落か、節目突破で中期トレンド回復方向へと流れが変わるかの分岐点に。あらためて4610円から4560円台までが上下の節目となり、抜け出した方向へと大きな流れが発生する可能性も。

プラチナ価格も1.07%の大幅反発。しかし短期下落トレンドの完全巻き戻しとの判断はまだ。3600円付近までの下落余地を残した状態で、3700円回復ならほぼニュートラル状態へ、3710円台の節目を突破できれば上昇トレンド再開へ。そうなれば年明け早々にも3800円台トライも視野に。
※参考:金プラチナ国内価格12/28とチャート

2016年12月28日(水)時点の相場
国内金4,600 円 12/28(水) ▲32(0.70%)
国内プラチナ3,674 円 12/28(水) ▲39(1.07%)
NY金1,138.8 ドル 12/27(火) ▲5.2(0.46%)
NYプラチナ904.1 ドル 12/27(火) ▲10.9(1.22%)
ドル円117.41 円 12/27(火) ▲0.34(0.29%)

12/27(火)のその他主要マーケット指標

2016年名目実効為替レートは小幅ドル高、円高はその3倍 12/29(木)

リッチモンド連銀も製造業急回復、トランプ期待継続が金の重しに 12/28(水)

2016年国債格付け変動ランキング 12/27(火)

2017年序盤想定レンジ:金価格4500-4800円、プラチナ3500-3900円 12/26(月)

インフレ期待はトランプ就任後も、1期め終了後でもさらに低下 12/24(土)


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