米・S&P/ケース・シラー住宅価格指数と前年比の推移チャート

S&P/ケース・シラー住宅価格指数(主要20都市)

S&P/ケース・シラー住宅価格指数
2023年3月:302.30
S&P/ケース・シラー住宅価格指数の前年比推移

S&P/ケース・シラー住宅価格指数・前年比
2023年3月(前年同月比):-1.15%
米スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が30日発表した3月のケース・シラー住宅価格指数は302.30、2ヵ月連続の上昇で5ヵ月ぶり高水準。伸び率は前年比-1.15%。市場予想の-1.7%を上回り、10年11ヵ月ぶりの低水準。
S&P/ケース・シラー住宅価格指数は、格付け会社でもあるスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が発表する米国の住宅価格の水準を示す指数。調査対象地域の一定期間の住宅売買のデータを集計し、2000年1月を100として指数化。主要10都市及び主要20都市の数値の先々月分が毎月発表されます。米国の個人消費動向に大きな影響を与える注目指標です。
2000年以降、米国の住宅価格は上昇を続け、2006年6月に価格指数は206.38のピークを記録しました。2006年後半以降、徐々にその価格は下落し始めます。いわゆる住宅バブルの崩壊です。2007年後半にはサブプライムローン問題で下落速度を高め、2008年のリーマンショックでさらに急落しました。2009年以降に下げ止まり感は出始めたものの2012年にかけて緩やかに下落、2012年前半でようやく大底をつけたのではないかと見られます。
2012年9月のFOMCでFRBが決定したQE3では、住宅市場の底上げを図る目的も含めて、住宅ローン担保証券(MBS)を毎月400億ドル購入しました。
最近のケース・シラー住宅価格指数(括弧内は前年同月比)
2023年3月:302.30(-1.15%)
2023年2月:297.70(+0.36%)
2023年1月:296.95(+2.57%)
2022年12月:298.60(+4.61%)
2022年11月:301.49(+6.77%)
2022年10月:303.79(+8.62%)
2022年9月:306.23(+10.40%)
2022年8月:310.86(+13.04%)
2022年7月:316.07(+15.98%)
2022年6月:318.59(+18.63%)
2022年5月:317.40(+20.53%)
2022年4月:312.74(+21.29%)
2022年3月:305.81(+21.24%)
2022年2月:296.62(+20.31%)
2022年1月:289.50(+18.99%)
最終更新日:2023/5/30