金プラチナ短期相場観

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コロナ後の雇用回復率は60%、100%回復まであと1年!?

更新日:2021年5月6日(木)

コロナ後の米雇用回復状況 NFP×ADP 2021年4月米4月のADP雇用者数は前月比+74.2万人となり、市場予想の+85万人程度には及びませんでしたが、3月の+56.5万人からは急増し、昨年9月(+82.1万人)以来7ヵ月ぶりの高水準。
昨年4月に2000万人弱となっていた失われた雇用は、今回4月分で残り822.5万人まで減少。回復率にして58%に到達。

雇用統計での非農業部門雇用者数(NFP)は、昨年4月時点で2200万人超の雇用が失われましたが、今年3月時点で残り840万人。回復率にして62.4%に達していました。
4月の雇用統計で市場予想どおりに前月比+99.5万人となった場合、回復率は66.9%に達する見込み。

NFPでは3ヵ月平均でも前月比+70万人台となる見込みとなり、ADPの4月の70万人台に相当。
失われた雇用の残りを800万人として、今後70万人/月ペースで解消していった場合、1年で100%に到達、2022年4月に100%回復することになります。
ADPの3ヵ月平均では4月時点で49.6万人。月間50万人ペースで雇用が回復し続けた場合には、所要期間は16ヵ月。この場合、2022年8月にも100%回復見込みに。

もちろん今後の状況次第ながら、コロナで失われた雇用が2022年に100%回復するというシナリオも、決して非現実的ではないのかもしれません。

NY金・日足チャート 2021/3/31 - 5/55日のNY金相場は+8.3ドル、0.47%の反発。1770ドル台を中心に保ち合い推移の展開から、NY朝には米4月ADP雇用統計が市場予想を下回りながらも高水準での回復を示したことで、一時的には米長期金利上昇とドル高の流れを受けてわずかながらも1770ドル割れ。しかし前日安値付近で下げ止まると右肩上がりの20日移動平均線(1769.5)にもサポートされる形となって反発、1780ドル台へと小幅に急騰。ただし雇用統計前ということもあり、大台再トライをうかがうような勢いもなく1780ドル半ばに収束。長期金利の動向とそれに伴うドル高・ドル安に左右される状況が続くなか、足下では反転しつつあるドル高の流れに押されて軟調推移も警戒される状態。しかしこの数日間に複数のFRB高官から「インフレは一時的」との発言が何度も聞かれ、米10年債利回りも1.6%前後で落ち着き始めたことがNY金を下支え。高値保ち合い下限を1770ドル台へと切り上げて1790ドル台までの保ち合いレンジを縮小。下限割れなら下落局面形成へ、下値目安は3月保ち合い水準1730ドル前後。保ち合いを上抜けて大台突破となれば一段高へ、上値目標は1830ドル台。

NYプラチナ・日足チャート 2021/3/31 - 5/5NYプラチナは-3.0ドル、0.24%安で4日ぶりの反落。前日の長めの上ヒゲが示唆とおりの軟調推移。前日NY市場での急落後の自律反発の流れで時間外に1245ドルまで上昇したのがこの日の高値となり、ロンドン時間にかけての戻り売りで1230ドル割れ、NY市場にかけては1230ドルをはさんでの小幅保ち合い推移。NY引け後には1220ドル台前半へとやや軟調。目先、水平状態の20日移動平均線(1211.1)がサポート候補、上方向には1245ドル近辺に抵抗感。1250ドルの節目を上抜けると短期上値目標1280ドル近辺再トライへも。

ドル円・日足チャート 2021/4/1 - 5/5ドル円は10銭程のドル安円高、0.09%の反落。連休最終日の東京市場の時間帯は午前に109円20銭近辺まで下げて午後には109円50銭付近まで上昇、小幅乱高下となった後の欧州時間からは軟調推移の展開に。109円30銭近辺まで戻したNY時間にはADP雇用の結果には小幅乱高下、その後4月ISM非製造業景況指数も高水準ながらも市場予想を下回ってやや軟調方向への反応。それでも下値は109円10銭台では底堅く推移。引き続き109円台前半の小幅レンジを維持しての保ち合い推移の様相に、雇用統計後に109円台後半へと抜け出すことができれば3月末高値圏110円台半ばが短期上値目標。逆に109円割れなら下値トライ再開、4月安値107円台半ばが下値目安。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場5/5終値とチャート

6日の国内金価格は連休前の4月30日から+66円、0.98%の上昇。横ばい推移をはさんで3営業日続伸。2月2日(6833)以来、3ヵ月ぶりの高値水準に。価格ラインの下に9-21-90日移動平均線が昇順に並ぶ強気のパーフェクトオーダーを完成後の連休入りで、ピークアウトのシグナルとなる可能性への警戒感を振り切っての一段高。6780円の節目を上抜けたことから短期的には6850円程度まで上値余地を拡大。連休前にはFOMC後のパウエルFRB議長の慎重姿勢がサポート要因の一つとなっていた状態から、連休中には複数の地区連銀総裁の慎重姿勢も加わって米長期金利の上昇圧力を沈静化。今回の雇用統計では、多少の好結果では金利上昇とドル高の流れがそれほど強まることはない可能性も。

プラチナ価格は+59円、1.29%高で3営業日ぶりの反発。連休前、30日の下げ幅を取り戻し、4月後半に下値を切り上げてきた三角保ち合いを維持。目先のレンジを4570円から4700円までに縮小し、雇用統計後には三角保合い解消の展開にも。上方ブレイクとなれば今年高値からの二番天井を目指す流れへ、上値目標は4770円台辺りまで。下放れの場合の短期下値目安は4480円程度まで、新たな保ち合い形成も意識される可能性も。
※参考:金プラチナ国内価格5/6とチャート

2021年5月6日(木)時点の相場
国内金6,822 円 5/6(木) ▲66(0.98%)
国内プラチナ4,631 円 5/6(木) ▲59(1.29%)
NY金1,784.3 ドル 5/5(水) ▲8.3(0.47%)
NYプラチナ1,228.8 ドル 5/5(水) ▼3.0(0.24%)
ドル円109.20 円 5/5(水) ▼0.10(0.09%)

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