金プラチナ短期相場観

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終値1800ドル超の2021年NY金、年間平均では過去最高値更新

更新日:2022年1月1日(土)

NY金 年間高/安/終値・平均 2021年NY金の2021年終値は1828.6ドル。前年末比-66.5ドル、3.5%安で3年ぶりの反落。年末終値ベースでは2020年の1895.1ドルに続き、過去2番めの高値水準。
年間平均では1799.0ドル。年末の上昇局面でも1800ドルにはわずかに届かず、それでも2020年の1779.4ドルを上回って過去最高を更新。
なお、2020年安値も1673.3ドルまでにとどまり、2012年(1526.7)を上回って過去最高。
年間変動値幅は289.2ドル。2020年の638.2ドルの半分以下も、2019年(298.9)並み。

NYプラチナ 年間高/安/終値・平均 2021年NYプラチナの2021年終値は966.2ドル。前年比-113.0ドル、10.5%安となって3年ぶりの反落。2018年(800.6)以来、3年ぶり安値水準。
年間平均では1089.7ドル。年後半の軟調推移も前半の高値圏推移の貯金が効いて2014年(1385.4)以来、7年ぶり高値。VWショックで急落した2015年以降では最高値。
なお、高値1348.2ドルも2014年(1523.8)以来、7年ぶりの高値水準。安値886.0ドルも2014年(1175.6)以来7年ぶり高値水準。
年間変動値幅は462.2ドル。2020年の531.1ドルに次いで2016年以降の6年間では2番めの大幅変動。

NY金・日足チャート 2021/11/26 - 12/3131日のNY金相場は+14.5ドル、0.8%の続伸で11月19日(1851.6)以来、6週間ぶりの高値。時間外序盤の1815.4ドルがこの日の安値となり、節目超えを維持したままでの小幅保ち合いから徐々に堅調推移。ロンドン市場での1820ドルラインとの攻防を抜け出すとNY市場ではユーロドルの反発にもサポートされて1820ドル台後半へ、NY引け後には1830ドル超え。1810ドル台半ばの節目超えに伴う短期上値目標1830ドル前後を達成した状態で越年。11月高値(1879.5)から12月安値(1753.0)までの61.8%戻し(1831.2)も達成したことからも短期的には上昇一服で新年は新たな材料で新たなトレンド模索から。当面の下値サポートは38.2%戻し(1801.3)近辺、1800ドル、割れると1780ドルまでの一段安。上方向への行き過ぎトライは76.4%戻し(1849.6)近辺、1850ドルまで。
週間ベースでは+16.9ドル、0.93%高となって4週続伸。4週続伸は8月以来4ヵ月ぶり、今年4度め。月間では+52.1ドル、2.93%の反発。

NYプラチナ・日足チャート 2021/11/26 - 12/31NYプラチナは+1.6ドル、0.17%の小幅高で3日ぶりの反発。前日終値水準960ドル台での小幅保ち合い推移から、ロンドン時間には株価の軟調推移とパラジウムの大幅安にも連れる形で軟調推移、950ドル付近まで急落するとNY朝には一時950ドル割れ。しかし960ドル台半ばの節目割れに伴う短期下値目安940ドル近辺が意識されたところで切り返し、NY午後には元の水準をわずかに上回る970ドル手前まで急反発。小幅に下へ行って来いとなって下げ渋る状態での越年も、引き続き940ドル近辺までの下値余地を残しながらの小幅保ち合いで2022年へ。980ドルの上限突破となれば1000ドルの大台回復トライ、1010ドル程度までが新年最初の短期上値目標にも。
週間ベースでは-8.9ドル、0.91%安で4週ぶりの反落。月間では+38.9ドル、4.19%の反発。

ドル円・日足チャート 2021/11/29 - 12/31ドル円はわずかに2銭程度のドル高円安、0.02%の小幅高で3日続伸。11月25日(115.35)以来、5週間ぶり高値。114円10銭の節目上抜けに伴う短期上値目標115円近辺到達後の一服状態のまま年末に。ほぼ115円ちょうどのラインが下値サポートとなっての小幅保ち合い推移で、東京時間は115円10銭近辺が上限、欧州時間には115円15銭程度まで上限を拡大、NY時間には115円20銭近辺にワンタッチ。前日高値が上限となる形で115円10銭近辺へと収束。この日の変動値幅は20銭程にとどまり、今年の平均58銭の3分の1強、今年4番めの小動き。短期上昇トレンド一服状態での越年、新たな材料待ちで新年を迎えることに。
週間ベースでは+78銭、0.68%高となって4週続伸。4週続伸は10月半ば以来2ヵ月半ぶり、今年4度め。月間では+1円96銭、1.73%の反発。
年間では+11円84銭、11.5%高となって6年ぶりの反発。2016年末以来、5年ぶりのドル高円安水準。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場12/31終値とチャート

2022年1月1日(土)時点の相場
国内金7,259 円 12/24(金) ▲35(0.48%)
国内プラチナ3,864 円 12/24(金) ▲17(0.44%)
NY金1,828.6 ドル 12/31(金) ▲14.5(0.80%)
NYプラチナ966.2 ドル 12/31(金) ▲1.6(0.17%)
ドル円115.09 円 12/31(金) ▲0.02(0.02%)

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