金プラチナ短期相場観

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米5月住宅着工件数は予想以上の急増、追加利上げをサポート

更新日:2023年6月21日(水)

米住宅着工件数・建設許可件数 2023年5月5月の住宅着工件数は予想外の急増。この結果を受けて一時的には10年債利回りが急騰し、ドル高の流れも急進。NY金は急落となり、その後米10年債利回りが巻き戻し、ドル高も限定的となった後もNY金はやや下げ幅拡大となり、調整局面へのきっかけ待ちとなっていた様子も。
住宅着工件数は163.1万戸となり、市場予想の140.0万戸を大幅に上回り、4月の134万戸からは+21.7%の急増となって1年1ヵ月ぶりの高水準。増加率としては2016年10月(+22.9%)以来、6年7ヵ月ぶりの急増。着工件数の長期平均143.3万件も大幅に上回る状態に。
建設許可件数も149.1万戸となり、市場予想の142.5万戸を上回って7ヵ月ぶりの高水準。許可件数も長期平均137.0万件を大幅に上回る水準。

前日発表された6月NAHB住宅市場指数も55となり、市場予想を上回って6ヵ月続伸、好不況の節目50ちょうどとなった5月からも大幅に上昇し、11ヵ月ぶり高水準。
住宅市場の景況感改善継続を裏付けるように着工件数も急増し、許可件数も増加傾向。大幅利上げに伴う住宅市場への影響も限定的となっていることを示唆する状況にもなり、パウエルFRB議長のタカ派スタンスのサポート材料となりそうです。

NY金・日足チャート 2023/5/15 - 6/203連休明けとなった20日のNY金は-23.5ドル、1.19%の大幅安で4営業日ぶりの反落。5月26日(1944.3)以来、3週ぶりの安値。週明け時間外に1970ドルをわずかに超えたのが高値となって軟調推移、20日時間外は1960ドル台前半を中心に小幅保ち合いとなり、ロンドン市場での高値は1970ドルにも届かず。ユーロドルにも連れる形で失速するとNY市場では米5月住宅着工件数が予想を大幅に上回る好結果となったことをきっかけに急落。1960ドル台半ばから1950ドル台の節目を割り込んでの一段安、安値では1940ドル付近まで下落。NY午後にかけての自律反発でも1950ドル台の節目がレジスタンスに切り替わったような格好にもなり、3週間ぶりに90日移動平均線(1955.7)も下抜け。節目割れに伴う短期下値目安は2月安値(1810.8)から5月高値(2085.4)の61.8%戻し(1915.7)から1920ドル近辺。

NYプラチナ・日足チャート 2023/5/15 - 6/20NYプラチナは-19.3ドル、1.95%の大幅続落。週明け時間外は990ドル手前の高値から980ドル近辺へと軟調推移、200日移動平均線(992.7)にも届かず失速した流れは火曜日も続いてロンドン市場では970ドル近辺へ。NY朝には金の急落局面に追随すると一時950ドル台半ばまで下落。NY引けにかけて960ドル台後半までの自律反発もNY引け後には960ドル台半ばへと軟調局面継続の様相にも。980ドルの節目割れに伴う短期下値目安960ドル程度に到達後の自律反発も限定的に。再度下値目安までしっかり下げて達成感も生じると200日線回復が反発方向への目安に。200日線上抜けなら大台回復と1020ドル近辺までの反発トライへも。

ドル円・日足チャート 2023/5/17 - 6/20ドル円は55銭のドル安円高、0.39%安となって4日ぶりの反落。東京市場スタート後には前日高値を上抜けて142円20銭台まで上昇、昨年11月11日(142.48)以来、7ヵ月ぶり高値更新後には鈴木財務相と西村経産相の円安牽制発言もあり急失速。141円50銭台までの急反落で下げ渋ると午後には142円10銭台まで反発。しかし欧州時間にかけては戻り売りとなって141円台前半へ、NY市場では米住宅着工件数の上振れを受けて141円70銭台まで反発も、これも続かずNY午後には141円台前半での保ち合い推移。140円20銭の節目上抜けに伴う短期上値目標142円台半ばに少し届かず、20銭台までで強制ストップが入った格好にもなって上値トライはいったん終了。ただしパウエル議長の議会証言でタカ派メッセージが伝えられるようだとあらためて上値再トライの展開にも。142円ラインを再度上抜けると143円付近までが短期上値目標に。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場6/20終値とチャート

21日の国内金価格は-106円、1.09%の大幅続落で6月15日(9568)以来、1週間ぶりの安値。下げ幅としては今年の絶対値平均46円の2.3倍、今年5番めの急落。高値保ち合い上放れからの上に行って来いとなり、6月安値(9568)から高値(9762)の半値戻し(9665)も突き抜けて61.8%戻し(9642)も達成。パウエル議会証言を経てNY金の下げ幅が想定以上に拡大し、ドル円の上値が限定的となるようなことがあれば76.4%戻し(9614)、全値戻しでも下げ止まらない可能性も警戒され、9560円割れなら大幅調整局面入りにも、この場合の下値目安は9400円割れへ。

プラチナ価格は-81円、1.68%の続落で4月13日(4699)以来、2ヵ月ぶりの安値。下落基調を強める9日移動平均線(4834)の下押し圧力に押し込まれるような格好にもなって4790円の節目割れ、これに伴う短期下値目安、今年安値(4289)から高値(5197)の半値戻し(4743)、90日移動平均線(4744)近辺にも到達。下降チャネルの下限ラインに沿っての下落にもなり、短期的には一服感も。反発方向へは4850円が節目となり、突破できれば一定の反発局面形成へ、4900円超えが短期上値目標に。
※参考:金プラチナ国内価格6/21とチャート

2023年6月21日(水)時点の相場
国内金9,632 円 6/21(水) ▼106(1.09%)
国内プラチナ4,746 円 6/21(水) ▼81(1.68%)
NY金1,947.7 ドル 6/20(火) ▼23.5(1.19%)
NYプラチナ968.0 ドル 6/20(火) ▼19.3(1.95%)
ドル円141.44 円 6/20(火) ▼0.55(0.39%)

6/20(火)のその他主要マーケット指標

賃金上昇率中央値では高止まり、ゼロ賃金は22年ぶり低水準 6/22(木)

米5月住宅着工件数は予想以上の急増、追加利上げをサポート 6/21(水)

監視リストから日本除外、長期的には円高の是正が進行中 6/20(火)

株高円安サポートで国内金は6週ぶり今年17回めの最高値更新 6/19(月)

ミシガン大消費者信頼感は急上昇、インフレ期待は急低下 6/17(土)


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