更新日：2024年4月13日(土)
ミシガン大消費者信頼感指数速は4月報値で77.9。市場予想の79.0を下回り、3月の79.4からは1.5ポイントの低下。
現況指数が79.3となり、2年8ヵ月ぶり高水準となった3月（82.5）から-3.2ポイントで4ヵ月ぶりの低水準。
期待指数は77.0で2年8ヵ月ぶり高水準となった3月から-0.4、2ヵ月ぶりの低水準。ただし、過去2年8ヵ月では3番めの高水準。
1年先のインフレ期待は3.1％。市場予想の2.9％を上回り、3月（2.9）からも0.2％上昇し、4ヵ月ぶりの高水準。
5年先のインフレ期待も3.0％、予想の2.8％を上待って3月（2.8）から0.2％上昇、5ヵ月ぶりの高水準。
3月のCPIやPPIなどが下げ渋り、インフレ鈍化が進まない状況も反映する形で消費者感覚でもインフレ予想は上昇。
低下基調となっていた1年先のインフレ期待は年明け以降、3％近辺で下げ渋り。
上昇基調となっていた消費者信頼感指数は年明け以降、長期平均83.45手前で上げ渋り。
インフレ高止まり懸念で消費センチメントもあと一歩、回復し切れず、という状態となっているようです。
12日のNY金は+1.4ドル、0.06％のの小幅続伸。2日連続、今年17回めの過去最高値更新。アジア時間には2390ドル近辺から2400ドルの大台トライ、2410ドル台まで上昇して一服となり、2370ドルの節目上抜けに伴う短期上値目標2400ドルの大台突破を達成。NY市場では「イスラエルが早ければ48時間以内とも予想されるイランからの報復攻撃を警戒」との報道を受けてリスク回避の流れが強まり、2410ドル台から2440ドル台へと急騰。高値で2450ドル手前まで上昇して失速するとNY午後には巻き戻しの流れが加速、大台を割れて2370ドル台へ、NY引け後には一時2350ドル近辺まで下落。この日の変動値幅は98.2ドル、今年の平均28.4ドルの3.5倍、今年最大で昨年12月4日（113.9）以来、4ヵ月ぶりの急変動。3年5ヵ月で2番めの値幅。
長めの上ヒゲを残して急騰局面一服の様相も、日足レベルでは過熱感解消も進まず（RSI:92.0）、調整余地はまだありそう。2340ドルの節目を割り込むと2300ドル前後までの調整も。
週間ベースでは+27.3ドル、1.16％高で3週続伸。
NYプラチナは+13.7ドル、1.39％の続伸で今年高値を更新、昨年12月29日（1009.2）以来、3ヵ月半ぶりの高値。990ドル台から堅調推移となったアジア時間に大台回復トライ、これを突破するとロンドン序盤には1010ドル台へ。NY市場ではリスク回避の流れでNY金の急騰と株安の流れで板挟み、1010ドル台での揉み合いを経て高値では1020ドルにワンタッチして反落、NY午後には大台割れへと急落し、NY引け後には990ドル割れ。結果的に990ドルの節目上抜けに伴う短期上値目標1010ドル程度までを達成後に失速した格好。
目先は大台再トライの可能性も残しての一服、保ち合い傾向にも。970ドルのサポートを割れると950ドル近辺へと下値切り下げも。
週間ベースでは+47.4ドル、5.04％高で3週続伸。昨年11月以来、5ヵ月ぶりの急騰。
ドル円は+4銭、0.03％の小幅高で3日続伸。1990年6月27日（154.38）以来、33年9ヵ月半ぶりのドル高円安水準。東京朝に一時153円割れを試した後はほぼ153円20銭台を中心に小幅保ち合い推移、東京市場終了後には前日高値を上回って今年高値をわずかに更新、153円40銭手前まで上昇も、上値も限定的。NY朝には中東リスクへの警戒感からリスク回避の流れでドル買い円売りの巻き戻しが急加速、153円を割れて前日安値も下回り、一時152円60銭近辺まで下落。しかし徐々に巻き戻しの流れが強まり、NY午後には153円台を回復、NY終盤にはほぼ急落分を取り戻した格好。下ヒゲを残して地合いの強さも示唆し、目先は高値保ち合い傾向維持も。下方向には3月安値（146.48）から4月高値（153.39）の23.6％戻し（151.76）辺りまでが調整目安に、上方向には1990年6月高値圏155円近辺までが意識される可能性も。
週間ベースでは+162銭、1.07％の続伸。
※参考：金プラチナ相場とドル円 NY市場4/12終値とチャート
2024年4月13日(土)時点の相場
国内金：12,822 円 4/12(金) ▲245(1.95％)
国内プラチナ：5,233 円 4/12(金) ▲108(2.11％)
NY金：2,374.1 ﾄﾞﾙ 4/12(金) ▲1.4(0.06％)
NYプラチナ：1,001.7 ﾄﾞﾙ 4/12(金) ▲13.7(1.39％)
ドル円：153.29 円 4/12(金) ▲0.04(0.03％)