更新日：2025年8月26日(火)
ドイツ8月のIFO景況感指数は市場予想の88.8を小幅に上回る89.0。
前月から+0.4で6ヵ月続伸、横ばいを挟んで8ヵ月連続上昇傾向で1年4ヵ月ぶり高水準。
現況指数は86.4。1年ぶり高水準の7月から-0.1の小反落、1年間では2番めタイの高水準。期待指数は91.6。前月から+0.8で4ヵ月続伸、3年半ぶりの高水準。
期待先行で回復基調は継続も、景況感指数としては2005年以降の長期平均95.6を依然として大きく下回る低迷状態も継続。
業種別では、製造業が-12.2。13カ月ぶり高水準の7月から-0.3、14カ月で2番めの高水準。現況も期待も低調、受注増の兆しも見られず。
サービス業は2.6。前月から-0.2の続落で3ヵ月ぶり低水準。3ヵ月連続プラス圏は維持。現状は大幅改善も期待は低調。
貿易は-1.1の続落で3ヵ月ぶり低水準。卸売は2年2ヵ月ぶり高水準の6-7月から-1.2で3ヵ月ぶり低水準。建設業は2年11ヵ月ぶり高水準の7月から-1.0で3ヵ月ぶり低水準。
全業種で8月は失速、回復途上の一服か。
週明け25日のNY金は-1.0ドル、0.03％の小反落。週末の急騰からの一服となり、時間外は3410ドルを挟んでの小幅保ち合いとなり、NY市場では小幅に上昇も週末高値付近、3420ドル台では上値を押さえられ、NY午後には3410ドル台、NY引け後には3410ドル近辺へと失速。この日の変動値幅は16.0ドルにとどまり、今年の平均55.0ドルの3割弱で今年最小。3390ドルの節目突破に伴う短期上値目標3410ドル超に到達した状態での一服となり、3420ドルが目先の上限となって3380ドルまでを主要レンジに保ち合い傾向の展開にも。
NYプラチナは-24.3ドル、1.78％安で4日ぶりの反落。8月19日（1312.8）以来、1週間ぶりの安値。時間外序盤に1370ドル台前半の高値をつけて失速、1360ドルを挟んでの保ち合いからロンドン・NY市場にかけては株安基調に連れる形で軟調推移。1330ドル台前半の安値をつけた後、NY午後には1330ドル台後半で下げ渋り。引き続き1310ドルから1370ドルまでのレンジで保ち合い継続、上抜けに成功すると高値圏再トライ、1480ドル近辺までを目指す流れにも。下抜けなら1200ドル近辺を目安に下値トライへ。
ドル円は+77銭、0.52％の反発。東京朝の146円80銭台が安値となり、147円の節目を早々に回復すると日経平均の上昇にも連れて147円50銭台まで上昇。午後には下押しも147円10銭近辺までにとどまり、欧州・NY午前の時間帯にかけては147円前半から半ばへと保ち合いながらも水準を切り上げ、NY午後には147円90銭台まで上昇。147円の節目割れは一時的にとどまり、やや行き過ぎた週末の流れとともに下値トライも巻き戻し。目先、146円90銭から148円40銭までにレンジを拡大して保ち合い継続へ。あらためて下限割れなら5月安値圏142円半ば辺りまでを目指す流れへ。上抜けなら152円半ばを目指す展開にも。
※参考：金プラチナ相場とドル円 NY市場8/25終値とチャート
26日の国内金価格は+39円、0.22％高で4日続伸。8月8日（17519）以来、半月ぶりの高値となり、17360円の節目上抜けに伴う短期上値目標17480円近辺に到達。7月最高値（17683）を挟んで6月高値（17508）と8月高値（17521）とで形成する三尊天井の両肩付近に到達し、いったんはレジスタンスにもなりやすいところ。短期的には一服感も、小幅調整にとどまれば最高値圏再トライのチャンスをうかがう展開にも。
プラチナ価格は-56円、0.80％安で4日ぶりの反落。6950円の節目上抜けに伴う短期上値目標7250円近辺トライは失敗。レンジを上下に拡大し続ける逆三角保ち合い上抜けはまたしても3日続伸でストップ、折り返す形で保ち合いレンジをさらに拡大。7030円が目先の上限となり、突破できれば保ち合い上方ブレイク再々トライへ、7120円程度までが短期上値目標に。6740円の下限割れの場合には一段安トライへ、4月安値（4532）から7月高値（7597）の38.2％戻し（6426）近辺までを目指す流れにも。
※参考：金プラチナ国内価格8/26とチャート
2025年8月26日(火)時点の相場
国内金：17,493 円 8/26(火) ▲39(0.22％)
国内プラチナ：6,970 円 8/26(火) ▼56(0.80％)
NY金：3,417.5 ﾄﾞﾙ 8/25(月) ▼1.0(0.03％)
NYプラチナ：1,338.8 ﾄﾞﾙ 8/25(月) ▼24.3(1.78％)
ドル円：147.71 円 8/25(月) ▲0.77(0.52％)