更新日:2013年8月13日(火)
異常気象が続く灼熱の日本列島はお盆休みウィーク入り。株安・円高の流れに負けじと休暇中の安倍総理も消費増税と法人税引き下げをアピール。閑散取引のなか、日本株は大きく反発し、ドル円も円高一服で97円台半ばまでドル高が進行中。金もこのところ上昇局面が続きます。
日本発の要因が意識されるとドル円と日本株の連動性は高まります。一時期に比べて相関性がやや弱くなったとは言え、ドル円と日経平均の相関性の高さは、灼熱の太陽の下でも相変わらずキープされています。
しかし、比較的逆相関関係にあるドル円とNY金との関係は、足元では双方上昇する場面もあり、異常気象のサマーバケーション中に、かつての逆相関関係も大きく崩れてきています。
NY市場、金相場は1.68%の大幅上昇で4日続伸となり、7月23日以来3週間ぶりの水準へ。中国の金現物需要の増加が大きな買い材料となった模様。中国の今年上半期の金消費量は706.4トンと、既に昨年1年間の776.1トンに迫るハイペースとなっています。相変わらず中国人の金需要の強さが相場の下支えに。当面のサポートラインは1,280ドル、上値目標は1,350ドル台。
プラチナは0.13%の反落。3日続伸で目標の1,500ドル台到達後の一服感も。急上昇でも決して買われ過ぎではなく、上昇トレンドが続く状況。可能性はあまり高くないものの、次の目標値は1,550ドル台。サポートラインは1,420ドル台。揉み合い上限となっていた1,450ドル付近もサポート帯。
ドル円は96円台を中心に日々上下に振れる展開で0.67%高。短期的な流れはまだ円高方向優勢が続くものの、目先98円手前辺りまでの反発余地がありそうな状況。下方向の節目は96円20銭台。
※参考:金プラチナ価格とドル円 NY市場8/12終値とチャート
国内、金価格は1.4%上昇で4日続伸。過去に抵抗・サポート帯となっていた4,300円ラインをあっさりと上抜けて、流れは好転寸前。上方向の節目4,480円も意識される展開へ。現時点では下値メド4,140円も継続。
プラチナも0.4%上昇で4日続伸。好転した短期トレンドにそれほどの強さは感じられないものの、少しづつ当面の目標値4,950円へと近づく展開。
※参考:金プラチナ国内価格8/13とチャート
2013年8月13日(火)時点の相場
国内金:4,341 円 8/13(火) ▲60(1.40%)
国内プラチナ:4,872 円 8/13(火) ▲17(0.35%)
NY金:1,334.2 ドル 8/12(月) ▲22.0(1.68%)
NYプラチナ:1,498.7 ドル 8/12(月) ▼1.9(0.13%)
ドル円:96.90 円 8/12(月) ▲0.65(0.67%)
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