更新日:2013年9月30日(月)
米議会での新年度暫定予算案を巡る与野党の対立は妥協の気配を見せず、1995年末以来となる政府機関の一部閉鎖が現実となる可能性が高まり、市場はリスク回避傾向が強まる流れで週明けを迎えています。ドル円は先週末の98円20銭付近から97円70銭台へと窓を開けてのスタート。株価も大きく下落してのスタート、対照的に金は先週末価格を維持しての推移。
なぜか、こういう流れは続き安く、底入れの兆しが見え始めていた中国関連でも、HSBCの製造業PMIが速報値から1ポイントも低下して節目割れ寸前の50.2。中国は明日も国家統計局の製造業PMIが発表予定。お昼にはオーストラリアの政策金利も発表され、中国・豪州要因による為替変動のリスクもありますが、その時間帯は、米国が10月1日午前0時を回った頃。米政府機関の一部閉鎖が決定している可能性もあり、リスク回避の流れが強まる可能性も高そうです。
夕方に予定される安倍総理の消費増税の結論と経済対策による株高・円安材料が霞んでしまう可能性もあります。
もちろん、その経済対策自体が株高・円安材料にならないような内容なら、問題外ですが・・・。
週明け、月末の国内、金価格は0.4%の反発。下方向への勢い優勢の状態が続くなかでも、4,380円の重要水準前後を行き来する日々が1週間継続。NY市場がやや堅調方向、為替がやや円高方向へと均衡状態。サポート水準は4,300円、レジスタンスラインは4,550円。
月間では-226円(-4.89%)の大幅反落。
プラチナは0.1%下落とわずかながら3日続落。下値目標4,600円近辺を目指す展開。NY市場と為替のバランスの崩れ方次第では目標値を突き抜けて4,560円近辺まで下押しの可能性も。
月間ベースでは-321円(-6.46%)、月間でも金を上回る大幅反落。
※参考:金プラチナ国内価格9/30とチャート
2013年9月30日(月)時点の相場
国内金:4,392 円 9/30(月) ▲19(0.43%)
国内プラチナ:4,651 円 9/30(月) ▼3(0.06%)
NY金:1,339.2 ドル 9/27(金) ▲15.1(1.14%)
NYプラチナ:1,414.9 ドル 9/27(金) ▲4.2(0.30%)
ドル円:98.18 円 9/27(金) ▼0.79(0.80%)
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