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★金プラチナ短期相場観★

6月PCEは予想どおり、上振れのコアPCEは2.6%で下げ渋り
更新日:2024年07月27日(土)
PCE・コアPCE・スーパーコアPCEサービス・トリム平均PCE・メディアンPCE 2024年6月米6月PCEでは、コアPCEが市場予想を上回ったものの、5月からの上昇もわずかにとどまってインフレ鈍化の流れには影響なし、との判断から米10年債利回りが急速に低下。一時的にはドル高に振れた流れも巻き戻され、9月利下げにも影響なし、との見方が市場コンセンサスとなった様子。
6月のPCEは前年比+2.51%。市場予想の+2.5%に一致、前月からは-0.09%、3ヵ月続落で4ヵ月ぶりの低水準。3年4ヵ月では3番めの低水準。
食品とエネルギーを除くコアPCEは前年比+2.63%。市場予想の+2.5%を上回ったものの、5月からわずかに+0.01%、3年3ヵ月では2番めの低水準、で下げ渋り。
住宅とエネルギーを除くサービス業、スーパーコアPCEのサービス価格(SPコアs)は前年比+3.38%。前月から-0.09%で3ヵ月続落、半年ぶりの低水準。3年3ヵ月では2番めの低水準。4ヵ月連続3.4%台での下げ渋りから6月は低下基調再開の兆しにも。

セクター別ではサービス価格が前年比+3.9%で前月までの3ヵ月連続4.0%から低下、4ヵ月ぶりの低水準。7ヵ月連続3.9-4.0%で下げ渋り。モノの価格は前年比-0.2%で小幅に続落、4ヵ月ぶり低水準、2ヵ月連続前年割れ。
ダラス連銀発表のトリム平均PCEは前年比+2.82%。前月から-0.07%、14ヵ月続落で2年8ヵ月ぶりの低水準。
クリーブランド連銀のメディアンPCEは前年比+3.48%。前月から+0.06%、続伸で4ヵ月ぶりの高水準。
コアPCE、サービス価格、中央値では下げ渋り。

NY金・日足+20日移動平均線 2024年7月26日26日のNY金は+27.5ドル、1.17%の反発。アジア時間には一時2360ドル割れへと下押しも、急落となった前日安値を下回らずに切り返して自律反発へ。2370ドル台へと戻して一服後、NY市場では6月のコアPCEが予想を上回ったものの、インフレ鈍化傾向には変化なしと見て米10年債利回りの低下基調が強まり、一時的なドル高も巻き戻された流れに連れて2380ドル台へと上昇。高値では2390ドル付近まで上昇し、NY引け後も2380ドル台半ばを維持。2350ドルから2420ドルまでを目先の主要レンジに月末月初の重要イベントウィークへ。下限を割り込むようだと2330ドル程度まで下値切り下げ、上限突破なら2450ドル近辺を短期目標に上値トライへ。
週間ベースでは-18.1ドル、0.75%の続落。続落は4月以来、3ヵ月ぶり。

NYプラチナ・日足+90日移動平均線 2024年7月26日NYプラチナは-1.3ドル、0.14%の小幅続落。アジア時間には940ドル台半ばから950ドル付近まで反発も、950ドルラインに上値を押さえられる状態が続くと失速、ロンドン序盤には940ドル台前半へと水準を切り下げてNY市場では940ドル割れを試す展開に。しかし安値も930ドル台半ばで下げ渋り、NY午後には940ドル台半ばへと反発。変動値幅は14.9ドルで今年の平均24.7ドルの6割、今年6番めの小動きに。950ドルの節目割れに伴う短期下値目安930ドル近辺にほぼ到達して一服状態にも。次週重要イベントをきっかけに下押し圧力がもう一段強まるようだと900ドル近辺までが一段安警戒水準に。970ドル超へと切り返す展開となれば大台付近までを目標に上値トライへも。
週間ベースでは-29.5ドル、3.03%安で3週続落。3週続落は1月以来、半年ぶりで今年2度め。

USDJPY・日足+90日移動平均線 2024年7月26日ドル円は-27銭、0.18%の反落で5月3日(152.88)以来、2ヵ月半ぶりの安値。東京朝には売り買い交錯、153円30銭台から154円10銭台までの上下動から徐々にレンジを縮小、153円60銭台に収束して東京市場終了後、欧州時間には上値トライ、154円台を回復するとNY朝には154円70銭台まで上昇。この日の高値をつけて失速後、米6月PCE結果には小幅上昇で反応も、米長期金利低下にも連れて軟調方向へ。安値では一時153円10銭近辺まで下落もNY午後には153円70銭台まで戻して小康状態に。長めの下ヒゲを残していったん底打ちの可能性も示唆した前日の流れは続かず、ただし十字線となって一服状態。昨年末安値(140.26)から7月高値(161.95)の38.2%戻し(153.66)付近で下げ渋る格好にもなり、次週重要イベントを経て一段安か、反発か。下方向には152円近辺から半値戻し(151.11)までが意識され、反発方向へは157円半ばが当面の上限に。
週間ベースでは-3.75円、2.38%安で4週続落。4月末以来3ヵ月ぶりで今年2番めの急落。4週続落は昨年12月以来、7ヵ月ぶり。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場7/26終値とチャート

2024年07月27日(土)時点の相場
国内金:12,770 円 7/26(金) ▼201(1.55%)
国内プラチナ:5,040 円 7/26(金) ▼73(1.43%)
NY金:2,381.0 ドル 7/26(金) ▲27.5(1.17%)
NYプラチナ:944.4 ドル 7/26(金) ▼1.3(0.14%)
ドル円:153.76 円 7/26(金) ▼0.27(0.18%)
→7/26(金)のその他主要マーケット指標

→悲観のドイツIFO景況感指数、7月は全業種急失速 07/26(金)
→米欧PMIは7月速報で明暗、米製造業PMIとユーロ圏PMIは失速 07/25(木)
→中古住宅販売件数は1年7ヵ月ぶりの急減で半年ぶり低水準 07/24(水)

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