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米小売売上高は6カ月連続前月比プラスで消費も堅調、利下げは?
更新日:2019年09月14日(土)
小売売上高 2019年8月米商務省が発表した8月の小売売上高は前月比+0.4%。市場予想の+0.2%を上回り、7月分も+0.7%から+0.8%へ、6月も+0.3%から+0.4%へといずれも上方修正。これで3月以降、6カ月連続で前月比プラスとなり、6カ月平均では+0.72%。2011年4月(+0.78%)以来、8年4カ月ぶりの高水準。
内訳では、自動車関連が前月比+1.8%、建設資材+1.4%、ネット販売+1.6%などが牽引し、ガソリン-0.9%、衣料品-0.9%、食品・飲料-1.2%などは低調と、強弱分かれる状況。

また、小売売上高を前年同月比で見ると、8月は+4.2%。7月の+4.93%からは低下し、長期平均(1993年以降)の+4.35%も若干下回る水準。前年比3カ月平均では+3.56%となり、5カ月連続で3%超となっています。
過去、前年比3カ月平均で+3%を下回るとその後まもなくリセッション入りとなる、警戒サインにもなっていました。最後のリセッション以降では、散発的に前年比3カ月平均+3%割れが発生しましたが、その後+5%超へと急回復するなどしてリセッション入りを回避する状態が続いています。今年も1-3月には+1%から+2%台へと落ち込みましたが、その後は3%超を回復し、8カ月ぶり高水準となっています。
長期平均+4.35%を下回る水準での推移が続いており、長期的に見れば好調期とは言い難いレベルにとどまりますが、短期的には警戒水準から反発し、好調期形成への可能性も示す状況となっているようです。

とりあえず、米経済を支える個人消費がそこそこの好調を維持していることが示され、コアCPI(前年比+2.39%は10年11カ月ぶり高水準)やPPIからはインフレ加速の兆候も見られます。
数週間前までは9月FOMCでの据え置き予想は0%でしたが、今週末には20.4%まで上昇してきました。

米国の経済指標だけを見れば今後、利下げ反対派の勢いが増してきそうな状況にもなりつつあるようです。

NY金・日足チャート 2019/8/9 - 9/1313日のNY金相場は3日ぶりの反落で-7.9ドル、0.52%安となって1500ドル割れ。調整局面からの戻り一服となり、トランプ政権が中国との暫定合意案を検討していることなどが重石となって軟調な展開。欧州時間には英EU離脱でのバックストップ案を巡る進展からポンドが急騰、ドル安の流れとなって1510ドル台へと反発も、NY朝には米8月小売売上高の好結果にリスク・オンの流れ、米10年債利回りの1.9%付近までの急騰に伴い1490ドル台半ばへと反落。長めの上ヒゲの翌日の陰線でわずかながらも大台割れ、利下げ観測後退から調整圧力はもう一段強まりそうな状況にも。1510ドルが目先の抵抗水準となり、1490ドル台前半へとさらに水準を切り下げることになれば1480ドル近辺までが下値目安、利下げ観測がさらに後退することになれば1470ドル前後へも。
週間ベースでは-16ドル、1.06%安で3週続落。3週続落は4月以来、5カ月ぶり。

NYプラチナ・日足チャート 2019/8/9 - 9/13NYプラチナは-0.4ドル、0.04%の小幅安で3日ぶりの反落。金との連動性を強め、欧州時間には950ドル付近から960ドル台半ばへと上昇も、NY市場では一時950ドル割れへと反落。行って来いの展開となって上ヒゲの長い十字線を形成し、反落を示唆するような足型に。930ドル台半ばのサポートを下回るようだと一段安の展開で20日移動平均線(911.0)が推移する910ドル近辺までが下値目安に。
週間ベースでは-6.3ドル、0.66%安で4週ぶりの反落。

ドル円・日足チャート 2019/8/12 - 9/13ドル円は5銭程度のドル安円高となって5日ぶりの小反落。米中協議における暫定合意への期待感と9連騰となった日経平均の堅調推移にも連れる形で東京時間には108円20銭台まで上昇。欧州時間には英国の合意なきEU離脱への警戒感後退からポンドが急騰し、ユーロの連れ高も合わせて欧州通貨高主導によるドル安の流れとなってドル円も108円割れへと反落。しかし、NY時間には好調な小売売上高に108円台へと小幅に急反発、9月ミシガン大消費者信頼感指数も予想を上回り、108円10銭近辺での揉み合い推移で週末へ。短期上値目標108円30銭台にはあとわずかのところまで到達し、FOMCを目前に控えて様子見ムードが強まる状態に。
週間ベースでは+1.16円、1.08%高で3週続伸。3週続伸は4月以来、5カ月ぶり。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場9/13終値とチャート

2019年09月14日(土)時点の相場
国内金:5,593 円 9/13(金) ▲36(0.65%)
国内プラチナ:3,508 円 9/13(金) ▲4(0.11%)
NY金:1,499.5 ドル 9/13(金) ▼7.9(0.52%)
NYプラチナ:952.2 ドル 9/13(金) ▼0.4(0.04%)
ドル円:108.08 円 9/13(金) ▼0.05(0.05%)
→9/13(金)のその他主要マーケット指標

→超長期・中長期抵抗線など、プラチナに複数の攻防ライン 09/13(金)
→歴史的高値圏再トライを前にNY金は長期節目で一服 09/12(木)
→求人件数2カ月連続前年割れはほぼ10年ぶり 09/11(水)

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