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米大統領選挙直前の雇用統計で雇用者数増の民主党VS失業率悪化の共和党
更新日:2012年11月03日(土)
接戦が続く選挙前最後の重要経済指標、米雇用統計を受けて株価やドルが一時急上昇、しかしその勢いも減速、NYダウは1%の下落、急上昇したクロス円も円買いの流れで反落、ドル円以外は反落へと選挙前の警戒感からか気迷い相場の様相に。
非農業部門雇用者数の大幅増がクローズアップされたことが追い風となったオバマ大統領の民主党陣営に対し、ロムニー氏の共和党陣営は失業率が7.8%から7.9%へと上昇したことを「経済の実質的停滞」と批判。
6日の大統領選挙の日には、同時に上院議員の3分の1と下院議員の全議席の改選選挙も実施されます。
現在の大統領・民主、上院・民主、下院・共和のねじれ構造のうち、下院の共和党優勢は動かないものと見られますが、上院の差はわずかで、共和党逆転の可能性もあり得そうな状況です。もし、ロムニー氏勝利で上院も逆転すると、共和党一色となり、現在のねじれが解消し、財政の崖問題への対処も比較的スムーズに進むものと見られます。そしてドル高政策への転換で円高緩和期待も高まります。
オマバ大統領再選なら上院の動向に関わらずねじれ継続で現状維持か・・・

NY市場、金相場は雇用統計を受けた追加緩和圧力後退観測から一本調子で40.3ドル、2.35%の急落。2%超の下落はスペイン情勢が悪化していた6月21日の3.11%下落以来。サポートラインの1,700ドルを割れたことで下値余地は1,650ドル付近まで拡大。但しこのレンジでは買い圧力の増大も見込まれます。
プラチナも金に追随して1.8%の下落。こちらは1,530ドルのサポートライン手前で下げ止まり。このラインを守り切れば地合改善の可能性も。

ドル円も6月以来となる80円40銭台に。短期的には81円台前半までの上値余地、これをクリアできれば82円台前半への可能性も。

※参考:米雇用統計と政策金利の推移

2012年11月03日(土)時点の相場
国内金:4,599 円 11/2(金) ▲9(0.20%)
国内プラチナ:4,212 円 11/2(金) ▲2(0.05%)
NY金:1,675.2 ドル 11/2(金) ▼40.3(2.35%)
NYプラチナ:1,544.9 ドル 11/2(金) ▼28.3(1.80%)
ドル円:80.45 円 11/2(金) ▲0.33(0.41%)
→11/2(金)のその他主要マーケット指標

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→米経済底入れ感の兆しにも意外と底堅い金相場 11/02(金)
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