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米雇用統計と政策金利の推移

米失業率と非農業部門雇用者数、政策金利の推移
米失業率と非農業部門雇用者数、政策金利
・政策金利:%
・失業率:%
・非農業部門雇用者数:万人、前月比増減数(右)
・雇用者数6MA:万人、非農業部門雇用者数の6ヶ月間の平均(右)

米労働省が3日発表した10月の雇用統計で、非農業部門雇用者数は市場予想の前月比+31.3万人を大きく下回る+26.1万人。9月の-3.3万人は+1.8万人へ、8月の+16.9万人は+20.8万人へといずれも上方修正。失業率は市場予想の4.2%を下回り、2000年12月(3.9%)以来16年10カ月ぶり低水準となる4.1%に改善。

2007年夏のサブプライムショック以降、米国経済は右肩下がりとなります。

政策金利は2007年9月に、ピーク時の5.25%から4.75%へと引き下げ、これ以降、利下げフェーズが始まります。リーマンショック後の2008年12月に0.00%~0.25%とする実質ゼロ金利政策が始まり、数年もの間継続され、2015年半ばまで継続される見込みとなっています。

失業率は2007年までは4%台で安定推移していましたが、2008年から徐々に悪化、リーマンショック以降その速度を早め、2009年に入ると8%台からピーク時の10%まで悪化しました。その後は緩やかな回復傾向で、2011年11月にやっと8%台、2012年に入ってもなかなか8%を切れない状態が続いています。
なお、日本では一時帰休者などが失業者に含まれませんが、米国では含まれる為、日本より米国のほうが失業率は高めとなるようです。

非農業部門雇用者数(NFP:NonFarm Payroll)については、月々の増減値で示される為、上下動が大きくなります。傾向を見る為に6ヶ月間の平均値の推移を赤のラインで表示しています。この推移を見ると、2007年前半までの好景気には15万人増の状態が続いていました。サブプライムショック以降は減速が進み、リーマンショック後は大幅減が続きます。2010年に入り、ようやく増加傾向に戻り始めましたがなかなか安定推移には至っていません。

2012年に入ると、前半には非農業部門雇用者数(NFP)にやや改善傾向が見られましたが、まだ不安定な状態です。何よりも不安視されているのが失業率の高止まりです。8%台を切ることもできず、かつての5%程度からは大きく乖離しています。この状況にしびれを切らしたFRB(米連邦準備制度理事会)は9月のFOMCでQE3(量的緩和第3弾)の導入を決定しました。

最近の米雇用統計 ※括弧内は6カ月移動平均
2017年10月 失業率:4.1% NFP:+26.1(+16.33)
2017年9月 失業率:4.2% NFP:+1.8(+15.43)
2017年8月 失業率:4.4% NFP:+20.8(+15.97)
2017年7月 失業率:4.3% NFP:+13.8(+16.37)
2017年6月 失業率:4.4% NFP:+21.0(+17.67)
2017年5月 失業率:4.3% NFP:+14.5(+16.75)
2017年4月 失業率:4.4% NFP:+20.7(+17.07)
2017年3月 失業率:4.5% NFP:+5.0(+15.68)
2017年2月 失業率:4.7% NFP:+23.2(+19.00)
2017年1月 失業率:4.8% NFP:+21.6(+18.07)
2016年12月 失業率:4.7% NFP:+15.5(+19.32)
2016年11月 失業率:4.6% NFP:+16.4(+21.68)
2016年10月 失業率:4.9% NFP:+12.4(+19.67)
2016年9月 失業率:5.0% NFP:+24.9(+20.15)
2016年8月 失業率:4.9% NFP:+17.6(+19.75)
2016年7月 失業率:4.9% NFP:+29.1(+20.77)
2016年6月 失業率:4.9% NFP:+29.7(+18.02)
2016年5月 失業率:4.7% NFP:+4.3(+17.05)
2016年4月 失業率:5.0% NFP:+15.3(+20.87)
2016年3月 失業率:5.0% NFP:+22.5(+23.67)
2016年2月 失業率:4.9% NFP:+23.7(+21.58)
2016年1月 失業率:4.9% NFP:+12.6(+20.25)
2015年12月 失業率:5.0% NFP:+23.9(+22.38)
2015年11月 失業率:5.0% NFP:+27.2(+21.83)
2015年10月 失業率:5.0% NFP:+32.1(+23.03)
2015年9月 失業率:5.1% NFP:+10.0(+22.05)
2015年8月 失業率:5.1% NFP:+15.7(+21.82)
2015年7月 失業率:5.3% NFP:+25.4(+23.17)
2015年6月 失業率:5.3% NFP:+20.6(+22.83)
2015年5月 失業率:5.5% NFP:+34.4(+23.65)
2015年4月 失業率:5.4% NFP:+26.2(+23.12)
2015年3月 失業率:5.5% NFP:+8.6(+22.53)
2015年2月 失業率:5.5% NFP:+23.8(+25.77)
2015年1月 失業率:5.7% NFP:+23.4(+25.63)
※NFP:前月比増減数(万人)
※2017年2月NFP年次改定反映済。

最終更新日:2017/11/3

→非農業部門雇用者数の年間合計と平均

→米雇用統計・過去の発表内容一覧

→米FOMCでの政策金利予想状況と今後の見通し

→失業率と新規失業保険申請件数との関係

→非農業部門雇用者数とADP雇用者数との関係


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