米雇用統計は上振れしたけれど、波乱の相場は年末に向けて乱高下も
更新日:2012年12月08日(土)
米11月の雇用統計がポジティブな結果となったことで一時的にはサプライズ反応となった相場も伸び悩み、株価もドルも上げ幅縮小、金も急落からの反転と乱高下。雇用者数の数値自体もそれほど大きいわけでもなく、失業率についても労働市場参加率の低下(職探しを諦めた人の増加)を反映しており、労働市場の改善はそれほど進んでいる訳ではなさそうです。
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米失業率と非農業部門雇用者数の推移
FRBの緩和策継続は当然続き、次週12日のFOMCではQE3拡大の可能性も予想され、再来週20日には日銀の追加緩和も予想されますが、その前16日には日本の総選挙、そして年末を迎えて米国の財政の崖問題への対応がどこまで進展するのか。
ドル安、円安、リスクオフ要因などが入り混じり、年末に向けてまだまだ波乱は続きそうです。
値動きが荒くなってきた金の乱高下も続きそうです。
NY市場、金はわずかに上昇。米雇用統計のポジティブサプライズに1,680ドル台までの急落で反応したものの、その後の売りは続かず1,700ドル台に。下値目標1,650ドルの手前に1,680ドルラインが大きなサポート帯を形成しているもよう。
プラチナは3日続伸。再び上方向トライの兆候も。しかし目先の1,620ドル付近は11月末に何度もトライして跳ね返された抵抗帯。これをクリアできれば1ヶ月前に点灯した目標値1,640ドル台も見えて来そうですが。
2012年12月08日(土)時点の相場
国内金:4,687 円 12/7(金)
▲26(
0.56%)
国内プラチナ:4,415 円 12/7(金)
▲48(
1.10%)
NY金:1,705.5 ドル 12/7(金)
▲3.7(
0.22%)
NYプラチナ:1,607.0 ドル 12/7(金)
▲6.3(
0.39%)
ドル円:82.48 円 12/7(金)
▲0.07(
0.08%)
12/7(金)のその他主要マーケット指標
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