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米自動車ビッグ3も円安批判、しかし第2次オバマ政権の政策は?
更新日:2013年01月19日(土)
寒波襲来とともに風当たりが強まる円安政策。円安の進行とともに、デフレ脱却を目指す安倍政権の経済政策への風当たりも強まっています。欧州や韓国の中銀、財務相関係者からの円安政策への牽制発言が目立ち、米国では、自動車業界ビッグ3でつくる米自動車貿易政策評議会のブラント会長も「他の貿易相手国を犠牲にする政策が受け入れられないことをオバマ政権は日本に対して明確に」とオバマ政権を煽る発言も。
しかし、第1次オバマ政権の明確なドル安政策はこれまで十分に日本を苦しめてきたはず。しかも、第2次オバマ政権がこれまでどおりドル安政策を続けるのかは不明。シェールガス革命などを背景に内需拡大を目指すドル高政策へと転換を図るのではないか、という見方も可能です。
2月上旬、オバマ大統領の一般教書演説でその方向性が示されるのか、注目です。

NY市場、金は小幅に反落。週間ベースでは1.59%上昇、2週続伸となり年明け以降の短期上昇トレンドは続くものの、昨年後半以降の大きな流れでの下落トレンドの抵抗線付近にさしかかり、やや上値が重くなるところ。プラチナに先を越された1,700ドル台到達を早めに達成したい。その後は1,760ドル台のターゲット到達の可能性急上昇も。1,660ドルがサポートライン。
プラチナは1.55%の反落。久々にしっかりとした調整、1%超の下落は1月4日以来。週間では2.62%上昇。先週は4.89%、先々週は2.49%の3週続伸と力強い上昇トレンドが続くプラチナ相場。金との価格差逆転は3日天下で一旦終了したものの、過熱感をわずかに解消し、ここから仕切り直しで新たな展開へ。

ドル円は90円台を維持して週末を迎え、11月以降10週続伸。円安警戒発言なども出始め、上昇ペースにも翳りが見えてきてはいますが、上昇余地はまだありそうな状況で、まずは90円台半ば。週明けの日銀・金融政策決定会合の結果次第で一気にこのラインを上抜けると、さらなる上昇余地も。
ただし、相場の上昇に対してRSIが下落するダイバージェンス状態に入ってきているところがやや気懸かりですが・・・。
※参考:金プラチナ価格1/18 NY市場終値とチャート

2013年01月19日(土)時点の相場
国内金:5,061 円 1/18(金) ▲87(1.75%)
国内プラチナ:5,067 円 1/18(金) ▲72(1.44%)
NY金:1,687.0 ドル 1/18(金) ▼3.8(0.22%)
NYプラチナ:1,674.0 ドル 1/18(金) ▼26.5(1.56%)
ドル円:90.05 円 1/18(金) ▲0.18(0.20%)
→1/18(金)のその他主要マーケット指標

←日銀金融政策決定会合を経てドル円は94円台か87円台か 01/21(月)
→政府・日銀共同文書で合意、円安株高プラチナ高も継続か 01/18(金)
→2013年の金価格は1800ドル台へ? 01/17(木)
→景気回復と供給減でプラチナ高騰、金との価格差逆転 01/16(水)

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