金プラチナ相場情報
Let's GOLD

★金プラチナ短期相場観★

2013年第3四半期の金需要
更新日:2013年11月16日(土)
ワールド・ゴールド・カウンシルから2013年第3四半期の金需要レポートが公表されています。
世界の総需要量は868.5トン。前年同期の1,101.4トンから232.9トンの減少(21.1%減)。
【目的別内訳】※前年同期との比較
宝飾品:461.7t→486.7t(+25t、+5.4%)
工業関連:102.1t→102.8t(+0.7t、+0.7%)
バー・コイン等現物投資:287.5t→304.2t(+16.7t、+5.8%)
ETF投資:137.8t→-118.7t(-256.5トン、-186.1%)
公的機関:112.3t→93.4t(-18.9t、-16.8%)
【主な国別内訳】※前年同期との比較(消費需要:宝飾品需要と現物投資需要の合計)
インド:219.1→148.2t(-70.9t、-32.4%)
中国:177.0→209.6t(+32.6t、+18.4%)
米国:41.1→43.4t(+2.3t、+5.6%)
トルコ:28.4→47.7t(+19.3t、+68.0%)
ドイツ:28.8→32.2t(+3.4t、+11.8%)
ロシア:17.2→18.4t(+1.2t、+7.0%)
タイ:15.8→35.6t(+19.8t、+125.3%)
スイス:17.4→17.7t(+0.3t、+1.7%)
ベトナム:17.3→22.9t(+5.6t、+32.4%)
サウジアラビア:15.0→17.0t(+2.0t、+13.3%)
インドネシア:11.5→17.7t(+6.2t、+53.9%)

【宝飾品需要の増減】
年初来、第3四半期までの宝飾品需要において、昨年の同じ期間との比較で増加率の高い国ベスト3は、
香港+40%、中国+35%、UAE28%。
以下、トルコ、インドネシア、中東ペルシャ湾地域、サウジアラビア、エジプト、タイが+20%弱で続き、10位にインドの10%強。この他、米国、台湾、ロシア、日本、ベトナムも増加。
減少しているのは、英国の-10%強、イタリアの-10%弱、韓国の-5%程度。
【投資需要の増減】
同様に現物投資需要における増加率の高い国ベスト3は、
トルコ+120%強、中東ペルシャ湾地域+80%強、タイも+80%強。
以下、台湾50%強、中国、インドネシア、香港、米国が+40%強で続き、UAEが+30%強、インドが+30%で10位。この他、韓国、ベトナム、サウジアラビア、ドイツも増加。
減少国は、フランスの-50%、スイスの-10%強、その他ヨーロッパ-10%程度。

【リサイクル】
リサイクルされる金の量は、今年第3四半期までの合計で1,000トン程度となり、2012年第3四半期までの1,200トンから減少、2008年以来の水準に。
【中央銀行保有量】
2013年9月時点での中央銀行など公的機関の保有量は、2012年末時点から大きな変動はないものの、主な変動としては、
8位ロシアが957.8→1,015.1tへ増加、16位のトルコが359.6→490.2tへ大幅増で13位へ、32位のカザフスタンが115.3→137.0tの大幅増で26位へ、36位の韓国が84.4→104.4tで34位など。
※出典World Gold Council

第3四半期の減少には、ETF投資の減少とインドの消費需要減が大きく影響。最近の傾向として、需要の中心は欧州からアジア圏へと完全に移行し、欧州の減少分をアジア圏の増加分がカバー、インドとETFの減少分も取り戻して行きそうな勢いがあります。


NY金・週足チャート 2013/7/1 - 11/1115日のNY市場、金相場はわずかに0.09%続伸。前日大幅反発の勢いも一服し、小幅で推移。欧州時間にはドル高の流れに1,279ドル台まで売られたものの、11月のニューヨーク連銀製造業景気指数が予想外の悪化となったことを受けてドル売り、金は買い戻し。しかし上値も9日移動平均線の1,290ドル付近までと限定的。もう少し状況が改善する為にはこの付近を突破する必要が。
週間ベースでは+2.8ドル(+0.22%)となり、下ヒゲの長い陽線、いわゆるタクリ足を形成して次週へ望みをつないだ状態。

NYプラチナ・週足チャート 2013/7/1 - 11/11プラチナ相場は0.36%の反落。1,440ドルを挟んだ攻防が1週間継続。やや下向きにバイアスがかかる状態は継続中で1,390ドル近辺までの下落リスクも継続。1,470ドルの抵抗線を超えると流れも逆転。
週間では-4.0ドル(-0.28%)で3週続落。

ドル円は0.23%の続伸。21日移動平均線が90日移動平均線をわずかに超え、その上に9日移動平均線、価格ラインが並ぶパーフェクトオーダーが完成。7月19日以来4ヶ月ぶりのこと。7月は18、19日と2日間の短命で終わったものの、それ以前には昨年11月から今年2月末までの大部分と5月半ばまではかなりの頻度で発生していた状態。当面の目標値は100円80銭辺り。
週間ベースでは+1.10円(+1.11%)で3週続伸。
※参考:金プラチナ相場とドル円11/15 NY市場終値とチャート

2013年11月16日(土)時点の相場
国内金:4,310 円 11/15(金) ▲40(0.94%)
国内プラチナ:4,840 円 11/15(金) ▲61(1.28%)
NY金:1,287.4 ドル 11/15(金) ▲1.1(0.09%)
NYプラチナ:1,438.9 ドル 11/15(金) ▼5.2(0.36%)
ドル円:100.23 円 11/15(金) ▲0.23(0.23%)
→11/15(金)のその他主要マーケット指標

←米国経済回復期待に連動性高まるNYダウとドル円 11/18(月)
→イエレン相場は国内金プラチナ価格をサポート 11/15(金)
→創設100年めのFRB要人発言 11/14(木)
→2014年のFOMCメンバー、テーパリングに賛成1票反対1票 11/13(水)

→ 最近よく読まれた記事
→ 明日の国内金プラチナ相場価格リアルタイム予想
→ PIVOT指数から見るNY金相場サポート&レジスタンスライン
→ PIVOT指数から見るNYプラチナ相場サポート&レジスタンスライン

トップページへ
金プラチナ短期相場観
金プラチナ価格予想
PIVOT指数
主要マーケット指標
地金相場週間推移
相場情報メール
年間高値安値
国債格付一覧
チャートギャラリー
相関性RANK
トレンドワード
純金積立
マーケットトピックス


★PCサイトはこちら★
★iPhone/スマホ★