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ヒンデンブルグ・オーメン?で株価急落の可能性?
更新日:2013年12月18日(水)
NY株式市場の暴落サインとも言われる「ヒンデンブルグ・オーメン」という事象が発生しているようです。ニューヨーク証券取引所の高安銘柄数や複数のテクニカル指標を基に算出する指標で、これが発生すると5%以上株価が下落する確率は77%、通常40日以内に発生するとか。過去何度も暴落前にこのサインが発生していたのだそうです。
今年は4月15日、8月5日に続いての3回めとのこと。8月のNYダウは大きく調整局面となりましたが、4月には直後に多少下落したもののその後は上昇局面となっていました。
しかし、この時は、代わりに金が暴落していました。

今回のサインでも株価(もしくは他の市場)が急落するようなら、きっかけとしては絶好のタイミングとなるFOMC。
テーパリング先送りなら株価は買い優勢、とすると、テーパリング開始で株価も金も下落方向へ、と見るほうが収まりが良くなってしまうことに。
結果はともかく、警戒感は高まり続け、VIX指数は6日続伸で2ヶ月ぶりの16台へと上昇しています。

NY市場、金相場は1.15%の反落。この日も上値は1,250ドル手前、徐々にこのラインがレジスタンス傾向となり軟調推移。FOMCでの緩和縮小を織り込むように最近の安値圏1,220ドル台まで一時下落。この近辺を明確に割り込むようなら今年の終値ベース安値1,211.6ドルはもちろん、最安値の1,179.4ドルを更新する可能性も高まることに。

NYプラチナ・日足チャート 2013/11/19 - 12/17プラチナ相場も1.14%下落となり、5日続落。1,340ドル台から1,350ドル近辺のサポートライン下限まで目一杯下げてきた状態。金に追随しながらも地合いの弱さは金以上で、売られ過ぎの過熱感もなく、1,340ドル台割れなら今年終値ベースの安値1,303.7ドル、最安値1,295.4ドルもサポートラインとはならない可能性も。

ドル円は0.34%の3日続落。103円近辺から下での小幅推移が続き、下値も102円50銭でしっかりとサポートされる状態で反発し、今朝にはまた103円台を目指す動きも。今夜半までは現状レンジでの小動きに。102円40銭から103円台前半までの揉み合い状態が1週間以上続き、FOMCの結果をきっかけに大きく動き出す可能性は大。QE縮小開始で105円を目指す展開へ、見送り、及び株価の急落などによるリスク回避傾向が強まることになれば円高方向へ、100円台までの調整余地の可能性も。
※参考:金プラチナ相場とドル円12/17 NY市場終値とチャート

国内、金価格は0.82%の反落。サポートラインの4,250円をわずかに下回り、下方リスクが高まる状況。このまま下方向へと動き出すと、10月以降の底値圏となっている4,190-4,200円のラインも下抜ける可能性も。上方向には4,340円がレジスタンス。

プラチナも0.83%下落。これで5営業日続落。上向きのバイアスはほぼ消滅、4,620円のサポートラインを下抜けるようなら10月安値の4,500円辺りが視野に入る可能性も。レジスタンスラインは4,750円。
※参考:金プラチナ国内価格12/18とチャート

2013年12月18日(水)時点の相場
国内金:4,249 円 12/18(水) ▼35(0.82%)
国内プラチナ:4,636 円 12/18(水) ▼39(0.83%)
NY金:1,230.1 ドル 12/17(火) ▼14.3(1.15%)
NYプラチナ:1,344.6 ドル 12/17(火) ▼15.5(1.14%)
ドル円:102.66 円 12/17(火) ▼0.35(0.34%)
→12/17(火)のその他主要マーケット指標

←予想外のテーパリング決定に予想外の株高、FRBにとっての予想外は低インフレ 12/19(木)
→ドル円との逆相関関係が強まるプラチナはNYダウとも決別 12/17(火)
→国内金価格は今年11%の下落、プラチナは5%上昇 12/16(月)
→ユーロ圏周辺国の財政事情 12/14(土)

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