4ヶ月続落で終えた2013年金相場の年間騰落率は28.26%の下落
更新日:2014年01月01日(水)
NY市場、金相場は0.12%下落し2日続落で2013年の取引を終了。米株高の流れは続き、NYダウが最終日も最高値更新となったのに対して金は軟調。6ヶ月ぶりに年初来安値1,179.4ドル寸前となる1,181.4ドルまで下落。その後は買い戻しも入り1,200ドル台を回復。安値圏でも揉み合い状態のまま年越しとなった金相場の当面のレジスタンスは1,220、1,250-1,260ドル台。サポートラインは1,190ドル、下押し圧力が高まると1,120ドル近辺までの下落リスク。
12月は月間で-48.3ドル(-3.86%)となり4ヶ月続落。2013年の年間騰落率は-28.26%(-473.5ドル)。
プラチナ相場は0.52%の反発。金に連れ安となって1,350ドル割れまで下げて反発。1,370ドル台を回復すると、この水準を維持して終了。1,350ドルのサポートラインが固まりつつあり、ゆっくりと上向きの流れに。上方向には1,390ドルが節目。
月間ベースでは+2.3ドル(+0.17%)となんとかプラス圏にもどした形で反発。月足チャートの足型は反発を示唆するような形に。年間騰落率は-10.89%(-167.6ドル)。
ドル円は0.13%の小幅上昇で105円台前半をキープして2013年を終了。
米ケースシラー住宅価格指数の好結果には反応薄で104円台後半での推移が続いたものの、コンファレンスボードの消費者信頼感指数上振れを受けて日本時間の年明けとともに上昇に転じ、105円台を回復すると終値では年初来高値を更新。
105円の目標水準到達後は小康状態が継続、2007年高値124円10銭台から2011年10月の史上最安値75円50銭台までの61.8%戻しラインとなる105円50銭台を目前に新年を迎える状況。年初にはこの節目でいったん調整も入る可能性もあるものの、上抜けると次の節目として2008年8月高値110円60銭台が意識されることに。
月間ベースでは+2.85円(+2.78%)で5ヶ月続伸。年間騰落率は+21.38%(+18.54円)の円安ドル高。
※参考:
金プラチナ相場とドル円 NY市場12/31終値とチャート
2014年01月01日(水)時点の相場
国内金:4,277 円 12/30(月)
▲30(
0.71%)
国内プラチナ:4,809 円 12/30(月)
▲75(
1.58%)
NY金:1,202.3 ドル 12/31(火)
▼1.5(
0.12%)
NYプラチナ:1,371.1 ドル 12/31(火)
▲7.1(
0.52%)
ドル円:105.28 円 12/31(火)
▲0.14(
0.13%)
12/31(火)のその他主要マーケット指標
2014年初日は株安・円高、金買い、プラチナ大幅高でスタート 01/03(金)グレートローテーションの2013年はまもなく終了 12/31(火)年間28%下落した2013年の金相場が1日で3%以上も上昇した日 12/30(月)2013年を象徴する続伸、連騰、そして続落 12/28(土)
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