ダブルトップvsダブルボトム
更新日:2014年01月14日(火)
ドル円は、1月2日高値105.44円と1月10日高値105.34円を頂点とするダブルトップを形成しています。
ネックラインとなる1月6日安値103.91円を下抜けたことで、高値とネックラインとの差1.53円下落すると仮定すると、下値目標値は102.38円。
一方、NY金は12月19日安値1,186ドルと12月31日安値1,181.4ドルを頂点とするダブルボトムを形成していました。
ネックラインは12月27日高値1,218.9ドル。その差37.5ドル上昇すると仮定すると、上値目標は1,256.4ドル。昨日高値が1,255.3ドル。
ほぼ上値目標水準に到達しています。
本日の米12月小売売上高も、寒波の影響が懸念されるところです。
雇用統計のように下振れなら、ドル円の下落、金の上昇がもう少し進行する可能性もありそうです。
NY市場、金相場は0.34%の小幅3日続伸。
米12月分雇用統計下振れによるリスク回避傾向の流れが週明けも継続し、12月11日以来1ヶ月ぶりの1,250ドル台。その前日に付けた12月高値1,261.1ドルが節目として意識される展開。ここを超えると1,290ドル辺りまでの上値余地拡大。中期的なメドとして8月高値1,434ドルから年末安値1,181.4ドルまでの38.2%戻しとなる1,277.9ドル付近も重要な節目に。
プラチナ相場も0.49%の3日続伸で年初来高値の連続更新。1,440ドル台は11月14日以来2ヶ月ぶり。過熱感が非常に高まり、反落必至の状況ながらも、上方向の節目としては、8月高値1,558ドルから12月安値1,311.7ドルの61.8%戻しライン1,463.9ドル辺りが意識される展開。さらに10月末高値水準の1,480ドル近辺が弱めながらも上値目標水準。
ドル円は1%超の続落となり、
前週末のサポートライン割れにより目標水準の103円にあっさり到達。急落に伴い、今朝はいったん反発傾向となっているものの、中期的な節目として、10月安値96.55円から年初高値105.44円までの38.2%戻しとなる102.05円付近までの調整余地も。
※参考:
金プラチナ相場とドル円 NY市場1/13終値とチャート
国内金価格は0.49%の続伸。12月10日以来の4,330円台に到達し、4,170-4,340円のレンジ上限トライへ。雇用統計は予想に反してネガティブな結果となったものの、国内金価格の振れ幅は予想通り限定的。勢いよく上値を試すような展開ではないものの、堅調推移でレンジ上限を超えると上値余地は4,390円前後まで拡大の可能性。
プラチナは0.36%上昇し、11日続伸。
弱めの上昇目標4,980円にもうひと息の水準。昨年8-9月の高値揉み合い水準4,950-5,100円のレンジに差し掛かり、やや抵抗感も。
※参考:
金プラチナ国内価格1/14とチャート
2014年01月14日(火)時点の相場
国内金:4,330 円 1/14(火)
▲21(
0.49%)
国内プラチナ:4,956 円 1/14(火)
▲18(
0.36%)
NY金:1,251.1 ドル 1/13(月)
▲4.2(
0.34%)
NYプラチナ:1,443.9 ドル 1/13(月)
▲7.0(
0.49%)
ドル円:102.99 円 1/13(月)
▼1.14(
1.10%)
1/13(月)のその他主要マーケット指標
非農業部門雇用者数の年間増減数推移 01/15(水)低調な米雇用統計も一時的の可能性 01/11(土)雇用統計前に国内プラチナ価格は10連騰 01/10(金)2014年波乱の可能性を秘めた金融市場年末年始の混沌 01/09(木)
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