氷水を被る人が続出?アイスバケツチャレンジが大流行
更新日:2014年08月20日(水)
今、世界中で氷水を頭から被る人が続出しています。ALS支援を目的としたチャリティーキャンペーンとして米国から始まり、世界の著名人が次々とアイスバケツを頭から被る動画が公開され、一般人へも広まっているようです。ザッカーバーグにビル・ゲイツ、スピルバーグやレディ・ガガ、C.ロナウドやネイマール、iPS細胞でノーベル賞を受賞した京大の山中教授までもが氷水を被り、ずぶ濡れ状態を公開しています。
中東やウクライナでは人道的な問題に関わるトラブルが続出していることとは対極的で、妙に微笑ましく映る自虐行為です。
そんななか昨日のNY市場では、米国の7月住宅関連指標が軒並み予想を上回る好結果となったことを受けて株高ドル高の流れが進行しました。米景気回復基調のなかにあって、出遅れ感が懸念される住宅市場の好材料が好感された様子。
26日にはウクライナとロシアの首脳会談も予定され、ウクライナ情勢安定化に向けての動きも画策されます。
一方、ガザではハマスからの攻撃再開で停戦協議継続不能の状態となり、戦闘員が増加しているイスラム国は米国への徹底抗戦を表明し、米国人ジャーナリストの殺害も発表するなど、事態悪化の様相も。
日米欧の主要株は日経平均の7日続伸を筆頭にNASDAQと英FTSEも5日続伸、NYダウやDAXも続伸で堅調地合いとなり、為替は主要通貨に対してドルが買われ、ドル円も円安方向へと進みだしそうな兆しも見せ始めます。
しかし、
日米欧の10年債利回りは今年最低水準からわずかに反発したばかり、金も続落ながらも下げ幅は限定的で底堅さも見られる状況。
いつまた、氷水を浴びせかけられるかもわからない、地政学リスクへの警戒感も捨てきれない状況となっています。
19日のNY市場、金相場は0.2%の小幅安で3日続落。米7月住宅着工件数の好結果などを受けたドル買い進行に伴い、1,300ドルを割れるとそのまま反発し切れず。ただ、下値も堅く1,296ドルの90日移動平均線にサポートされた形。1,280-1,320ドルのレンジ相場が続き、方向感はやや下向き加減へ。
プラチナ相場は0.46%下げて5営業日続落。6月16日以来の安値水準となったものの、
下値目標水準1,440ドル近辺にはとどまっている状況。90日移動平均からの下方乖離率は2月上旬以来となる1.6%に達し、200日移動平均(1,436.5)付近に達し、サポートされるかどうか、中期上昇トレンドにも黄色信号。
ドル円は0.34%続伸。終値ベースでの102円90銭台は4月7日以来4カ月ぶりの高値水準。最近のレンジ上限となっていた102円80銭を超えたことで、ドル高円安方向へとさらに上値を伸ばす可能性が拡大。当面の目標水準は103円台後半、70銭近辺。
※参考:
金プラチナ相場とドル円 NY市場8/19終値とチャート
20日の国内金価格は0.11%の小反発。過去の抵抗・サポート水準であり、21日移動平均線も位置する4,580円近辺でなんとか下げ止まった状態を維持し、反発への望みをつなぐ状況。最大4,680円近辺を目指す可能性は残しながらも、目先は4,630円ラインが抵抗線となる可能性。突破できない状態が続けば、レンジ推移、もしくは反落方向へと流れが変わることに。
プラチナは0.16%の小幅安で4営業日続落。
下値目標水準5,100円近辺到達後、勢い余ってやや行き過ぎ状態が進行しそうな様子も。5カ月ぶりに下抜けた90日移動平均を0.4%下回り、反発への可能性を残す状況であり、ここから続落なら売られ過ぎゾーンとなることから、いったんは反発する可能性は高まる。
※参考:
金プラチナ国内価格8/20とチャート
2014年08月20日(水)時点の相場
国内金:4,590 円 8/20(水)
▲5(
0.11%)
国内プラチナ:5,089 円 8/20(水)
▼8(
0.16%)
NY金:1,296.7 ドル 8/19(火)
▼2.6(
0.20%)
NYプラチナ:1,439.5 ドル 8/19(火)
▼6.7(
0.46%)
ドル円:102.91 円 8/19(火)
▲0.35(
0.34%)
8/19(火)のその他主要マーケット指標
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