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2015年 主要国の政策金利変動状況一覧
更新日:2015年12月23日(水)
2015年 主要国の政策金利変動状況7年間続いたゼロ金利政策終了を決断した米FRBが9年半ぶりの利上げに踏み切った2015年、その他主要国の政策金利はこの1年間でどのように変動したのか、主要国の年間政策金利変動幅とその動向をまとめて振り返ります。※参考:主要国の政策金利推移チャート

日・英・欧:変動なし。
日本はゼロ金利政策8年めへ、ユーロ圏は2014年9月に0.05%まで引き下げた政策金利を維持、いずれも量的緩和の追加をめぐって市場の混乱を招きながら当面のゼロ金利、量的緩和継続へ。
英国は2009年4月以降、史上最低の0.50%の低金利を維持し、量的緩和も継続中。米国に次いで、あるいは先行して利上げへ、との思惑も一時あった状態から混沌、低インフレによる先行き不透明感が台頭。2016年後半にかけては利上げ観測再燃か。

オーストラリア:-0.50%(2.50%→2回の利下げ→2.00%)
景気対策として通貨安誘導とともに史上最低金利へ。
ニュージーランド:-1.00%(3.50%→3回利下げ→2.50%)
景気低迷、低インフレ状態に主要輸出製品の乳製品価格下落がダメ押し。6月、2011年3月以来4年3カ月ぶりの利下げ開始で史上最低金利へ。年末には利下げ終了の可能性も示唆。

南アフリカ:+0.50%(5.75%→2回利上げ→6.25%)
景気減速、インフレ上昇のスタグフレーション傾向に加え、米国の利上げに伴う資金流出、通貨安懸念に中銀は苦悩。インフレ対策の利上げ、通貨防衛の利上げ実施も効果は今ひとつ。
ブラジル:+2.50%(11.75%→5回利上げ→14.25%)
景気低迷、高インフレは新興国のなかでも突出。原油安、資源安、米利上げに加えて汚職と政局不信、ジャンク債への格下げで通貨安傾向も止まらず、歴史的な高インフレで政策金利も歴史的高水準へ。2016年リオ五輪開催でも景気回復は見込まれず。

インド:-1.25%(8.00%→4回利下げ→6.75%)
米利上げの影響による通貨安は限定的、景気刺激を優先。
インドネシア:-0.25%(7.75%→1回利下げ→7.50%)
インフレ見通し低下、通貨安も限定的で景気刺激優先もこれもまた限定的。
トルコ:-0.75%(8.25%→2回利下げ→7.50%)
中銀の通貨防衛の為の利上げ意向と、エルドアン大統領の景気対策優先による利下げ圧力とが交錯、市場予想の12月利上げに対しても据え置き決定。政治的圧力による金融政策混乱が今後も懸念材料に。
ロシア:-6.00%(17.00%→5回利下げ→11.00%)
原油価格急落の影響が最も大きい国。2014年末の原油相場急落に伴う通貨急落を防衛する為に9.50%から17.00%へと大幅利上げ後、景気対策にも迫られ利下げフェーズへ。しかし原油安再開で元の水準にまでは戻しきれず。今後も原油相場次第。

景気好調で将来的なインフレに配慮した利上げは米国のみ。通貨防衛、高インフレ対策で利上げした南ア、ブラジルを除き、世界中で景気対策として緩和政策が続きました。

NY金・日足チャート 2015/11/20 - 12/2222日のNY金相場は0.6%の反落。前日のレンジ上抜けの兆しを見せての小反落・小康状態から、再び1080ドル台乗せへと再トライの矢先に米GDP確定値の上振れを受けて反落。ジリ安の流れで1070ドル台前半へと押し戻された状態。レンジ上限1080ドルでの抵抗感の強さをあらためて確認。短期上昇トレンド形成への流れは仕切り直し。再度しっかりと1080ドル超えできれば1100ドル台を目指す流れとなる可能性。

NYプラチナ・日足チャート 2015/11/20 - 12/22NYプラチナ相場も0.94%の反落。金と同じパターンで前日引け後に880ドルの節目超えからの反落状態で、再度上値を試す余力はなく870ドル台前半での小動きに終始。880ドルを上限とするレンジ相場脱出トライはクリスマス休暇明けか。上限超え出来れば上値目標水準は910ドル付近。

ドル円・日足チャート 2015/11/23 - 12/22ドル円相場は0.09%の小幅ドル安円高で3日続落。この日もドル安円高ユーロ高基調がゆるやかに進行。121円をまたいでの揉み合い状態となり、米7-9月期GDP確定値が予想を上回る2.0%となったことによるドル買いも限定的。その後、米11月の中古住宅販売件数が昨年4月以来の落ち込みとなると節目の120円80銭を一時的に割り込んで70銭台まで下落、しかし下値も堅い。米株の反発に連れてのドル高もまた限定的、120円台後半から122円台半ばのレンジ下限付近での小動きに終始。120円80銭台を完全に割り込んだ場合には円高継続で120円割れも。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場12/22終値とチャート

2015年12月23日(水)時点の相場
国内金:4,492 円 12/22(火) ▲51(1.15%)
国内プラチナ:3,650 円 12/22(火) ▲64(1.78%)
NY金:1,074.1 ドル 12/22(火) ▼6.5(0.60%)
NYプラチナ:873.0 ドル 12/22(火) ▼8.3(0.94%)
ドル円:121.07 円 12/22(火) ▼0.10(0.09%)
→12/22(火)のその他主要マーケット指標

←2015年 金相場が大きく動いた10日間 12/24(木)
→2015年国債格付け変動ベスト10カ国とワースト10カ国 12/22(火)
→国内金プラチナ価格の年末安値予想と現状 12/21(月)
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