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★金プラチナ短期相場観★

2016年国債格付け変動ランキング
更新日:2016年12月27日(火)
2016年に国債格付けと見通しが変更された世界の主要国の一覧。国名の後ろは格付け大手3社による格上げ(+)、格下げ(-)の段階数合計。括弧内は見通し改訂の変動合計数。※印は投資不適格(ジャンク債)となる「BBB-」相当より下に格付けしている会社数。
1:アルゼンチン +14(0)※J3
2:ハンガリー +3(0)
3:スロベニア +2(2)
4:キプロス +2(1)※J3
5:アイルランド +2(0)
6:マルタ +1(1)
7:ギリシャ +1(0)※J3
7:韓国 +1(0)

8:インドネシア 0(1)※J1
8:スペイン 0(1)
8:フランス 0(1)
8:ポルトガル 0(1)※J3
8:ロシア 0(1)※J2
9:エジプト 0(0)※J3
10:オーストラリア 0(-1)
10:ニュージーランド 0(-1)
10:南アフリカ 0(-1)
10:日本 0(-1)
11:イタリア 0(-2)
11:香港 0(-2)
11:中国 0(-2)
12:メキシコ 0(-3)

13:クロアチア -1(1)※J3
14:ポーランド -1(0)
14:ベルギー -1(0)
14:オーストリア -1(0)
15:トルコ -2(1)※J2
15:フィンランド -2(1)
16:英国 -3(-1)
17:サウジアラビア -4(0)
17:ブラジル -4(0)※J3

今年最も格付けが引き上げられたのはアルゼンチン。2015年末のマクリ政権誕生後の経済改革により国際金融市場に復帰。選択的デフォルト(S&P、フィッチ)にランク付けされていた状態から、2012年以前のランクへと3社ともに格上げ。
格上げ組のなかには、キプロス、アイルランド、ギリシャなど、かつて債務危機に瀕してEUなどからの支援を受け、立て直しを図り、経済回復と財政再建が進行している国も並びます。
韓国も年末にかけてはサムスンの問題や大統領弾劾などで波乱の年となりましたが、8月にはS&Pが経済成長を評価して格上げしていました。

ユーロ圏中核国のなかではフランス、スペインが現状維持で見通し改善に対し、イタリアは政権交代による財政再建の遅れやモンテ・パスキに代表される金融不安の火種も抱え、ネガティブな状態で新年を迎える状況と明暗が分かれます。
北部ユーロ圏の財政健全国、ベルギー、フィンランド、オーストリアは財政再建遅延、低調な経済見通しなどで揃って格下げ。

原油価格低迷が続いた今年はサウジの格下げ、メキシコも見通し悪化、同じ産油国でもロシアだけはその耐性強化への対策が進行して見通し引き上げ。プーチン大統領の高支持率も頷けます。

リオ五輪開催のプラジルは政局混迷状態を引きずって経済、財政もいずれも不調。株価や通貨レアルは今年反転しており、来年以降の回復が待たれる状況。
そのリオ五輪での活躍も目立った日本も今年は6月に消費税増税延期でフィッチが見通し引き下げ。
来年の景気は追い風と黒田日銀総裁は語り、日本経済にも明るい兆しと安倍首相も同調しますが、財政健全化という大きな課題は抱えたままです。


主要市場のなかで唯一オープンしていた26日東京市場でのドル円は小幅に円高となり、117円から118円の小幅レンジ下限で耐える展開。東京市場終了後はほぼ値動き停止状態となり、今朝には若干円安方向へと反発の動きで117円40銭台へ。今晩のNY市場、もしくは明日の欧州市場までは本格動意には乏しい状態が続きそう。
27日の国内金価格は0.22%の反落となり、11月15日(4560)以来1カ月半ぶりの安値水準。世界中の金融市場がほぼ停止状態となったクリスマス・ウィークを終え、1カ月半に渡る小幅保合いからの下放れによる下落トレンドがゆっくりと進行し始めたところ。週半ばからは実質新年相場入りとなってボラティリティが高まることも想定されるが、大きな流れが変わるには材料に乏しい状況か。国内金価格は最大4480円程度までの下落を見込んだ軟調推移継続へ。

プラチナ価格は前日比1円安と下落一服、しかし小幅に3日続落となって短期下落トレンド継続中。今朝から動き始めたNY時間外のプラチナは若干反発の動きも見られるものの、やはり流れが変わるような勢いや材料には乏しい状況。国内価格もゆっくりと、3600円近辺の下値目安に向けてもう少しだけ水準を切り下げるような展開が予想される。
※参考:金プラチナ国内価格12/27とチャート

2016年12月27日(火)時点の相場
国内金:4,568 円 12/27(火) ▼10(0.22%)
国内プラチナ:3,635 円 12/27(火) ▼1(0.03%)
NY金:1,133.6 ドル 12/26(月) +-0.0(0.00%)
NYプラチナ:893.2 ドル 12/26(月) +-0.0(0.00%)
ドル円:117.07 円 12/26(月) ▼0.22(0.19%)
→12/26(月)のその他主要マーケット指標

←リッチモンド連銀も製造業急回復、トランプ期待継続が金の重しに 12/28(水)
→2017年序盤想定レンジ:金価格4500-4800円、プラチナ3500-3900円 12/26(月)
→インフレ期待はトランプ就任後も、1期め終了後でもさらに低下 12/24(土)
→FOMCのPCEインフレ見通しは早くも下振れリスク? 12/23(金)

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