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半年ぶり低水準のNY連銀製造業指数、6カ月平均は10年ぶり高水準
更新日:2018年01月17日(水)
NY連銀製造業景況指数 2018年1月米1月のNY連銀製造業景況指数は17.7。市場予想の19.0程度を下回り、10月の28.1をピークに3カ月連続の低下、7月(12.7)以来半年ぶりの水準となりました。短期的には鈍化傾向となってはいますが、6カ月平均では22.38となって8カ月連続の上昇、2007年11月(23.33)以来、10年2カ月ぶり高水準。10年ぶりのピーク水準を形成途中、という状態にあります。

構成指数では、新規受注や出荷などがやや低下し、雇用は12月の22.9から1月は3.8へと急低下。その一方で仕入れ価格は36.2となって11カ月ぶり高水準、販売価格21.7は2012年1月(23.1)以来6年ぶり高水準となってインフレ加速基調を示す傾向に。
見通しの総合指数は高水準でやや鈍化も、仕入れ価格見通しは52.9と2012年5月(57.8)以来5年8カ月ぶり、販売価格31.2は2012年3月(32.1)以来5年10カ月ぶり高水準と今後もインフレについては強気見通し。
現状指数では弱かった雇用も見通しでは26.9と2014年8月(29.8)以来3年5カ月ぶりの高水準、設備投資も34.8で2010年5月(38.2)以来7年8カ月ぶりの高水準。

NY連銀管轄地区内での好景気は、10年ぶりのピーク水準が今年前半も継続するだろう、との見方が強いようです。

なお、過去データ全般の改訂によりNY連銀製造業景況指数とISM製造業景況指数との24カ月間相関係数は0.9287と、一段とその連動性の強さを示す状態となっています。昨年9月に13年ぶり高水準となって以降、やや鈍化傾向にあるISM製造業景況指数も1月は、高水準を維持しながらもやや減速、という結果が予想されます。

NY金・月足チャート 2016/1 - 2018/13連休明け、16日のNY金相場は0.16%の小幅高となって4営業日続伸、9月8日(1351.2)以来4カ月ぶりの高値水準。週明け時間外に1345ドルまで上昇した後は1340ドル近辺での保ち合い、ECBのフォワードガイダンス変更は3月へ先送りとの見方で早期金融緩和縮小観測後退でユーロ高一服、ドルの買い戻しが強まると1330ドル前半まで調整。しかしドル円での戻り売り圧力が強まった今朝の時間外にかけては1340ドル付近まで再上昇。短期上値目標1340ドル前後に到達したことによる調整の動きもほどほどに、底堅く推移。目先もうしばらくはドル安基調継続にサポートされての高値圏維持が予想され、1310ドルが重要なサポート水準、上方向には9月高値圏1350ドルが抵抗水準にも。

NYプラチナ・月足チャート 2016/1 - 2018/1NYプラチナ相場は0.87%高で4日続伸となり、9月8日(1012.3)以来の大台回復。月曜日の時間外に一時1006ドルまで上昇後、火曜日の時間外には一時990ドルまで反落後、NY市場にかけて1000ドルを回復。日足には表れない形での調整をはさんでの堅調推移が継続。月足レベルでは2月高値1047.8ドルと9月高値1026.5ドルを結ぶ抵抗線付近に到達した状態となり、いったんは上値を押さえられやすくなり、逆にここを上抜けると中期的な流れが変わり始める可能性も。中期トレンド転換点の攻防を迎える状況にも、まだ1000ドルの足場も固まってはいない状態だが。

ドル円・月足チャート 2016/1 - 2018/1ドル円は0.08%の小幅ドル安円高となって6日続落、9月14日(110.24)以来4カ月ぶりのドル安円高水準。東京市場での株高の流れとともに強まった買い戻しの流れでも111円台にわずかに届かず、戻り売り圧力に屈した形。NY市場ではダウが初の26000ドル到達後の利益確定売りに押されて急落すると、これに連動するようにドル売り円高の流れが加速、前日安値を下回る110円20銭台まで下落。110円台前半では下げ渋る状態にはあるものの、依然ドル売り円買い優勢の状態は続き、110円割れを試す可能性は高く、引き続き短期的な下値目安は109円台半ばから最大では107円台までが警戒水準に。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場1/16終値とチャート

16日の国内金価格は0.33%安となり、4日ぶりの反落。高値圏での三角保ち合いを形成しつつあり、5050円台のサポートは目先しばらくは維持可能か、ただし下抜けると5000円前後までの調整局面形成へ。上方向へは5110円が目先の節目となり、超えると今年高値更で上昇基調再加速となって目標水準は5180円台辺りまで。

プラチナ価格はわずかに1円高となって5日続伸。堅調に上値を切り上げ続けるNYプラチナを疑心悪鬼に追いかける状態となり、失速感が漂いながらも短期上値目標3800円近辺を目指す流れを維持。3700円台前半までの調整はいつでも入りやすく、3710円の節目を割れると11月の保ち合い水準3650円近辺までが調整目安に。
※参考:金プラチナ国内価格1/17とチャート

2018年01月17日(水)時点の相場
国内金:5,092 円 1/17(水) ▼17(0.33%)
国内プラチナ:3,784 円 1/17(水) ▲1(0.03%)
NY金:1,337.1 ドル 1/16(火) ▲2.2(0.16%)
NYプラチナ:1,004.9 ドル 1/16(火) ▲8.7(0.87%)
ドル円:110.45 円 1/16(火) ▼0.08(0.08%)
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