日本代表躍進の鍵を握るプラチナ世代、国内プラチナ価格も反発へ
更新日:2018年06月25日(月)
セネガルと引き分けたことで決勝トーナメント進出に向けて大きく前進した日本代表。この試合で活躍した柴崎選手は、宇佐美、昌子、武藤らとともに1992年生まれで「プラチナ世代」と呼ばれます。かつて、1999年のワールドユースで準優勝したメンバー、小野、稲本、遠藤、小笠原、中田浩二らが「黄金世代」と呼ばれたのに対し、それを凌ぐ活躍も期待される世代としてユース世代から注目を集めていた選手達です。
しかし、今年で既に26才になるプラチナ世代で今回のワールドカップで活躍できているのは柴崎と昌子の二人のみ。上の世代で調子の良い選手が使われるのは当然でもあり、仕方のないところでもありますが、宇佐美や武藤も含めてこの世代の活躍が今後の日本代表躍進に向けても鍵を握ることにもなるかもしれません。
25日の国内金価格はわずかに2円高となって6日ぶりの反発。時間外のNY金は1270ドル台での堅調推移も週明け東京市場で為替が円高スタートとなったことで上昇幅を削られた形に。米中貿易摩擦への懸念は続き、トランプ米大統領が中国企業による米ハイテク企業への投資抑制を検討しているとの報道もあり、株安円高推移。3月19日につけた今年安値4792円付近を下値目標とする流れを巻き戻し切れず、もう一段下げて二番底形成への可能性はまだ残される状態。反発方向へは4月高値からの下落幅の23.6%戻しとなる4850円台まで戻せるかどうかがポイントに。
週足では、20週移動平均線(4896)が52週移動平均線(4930)を1年3カ月ぶりに下回ってデッドクロスしており、価格ラインは先週の急落でこれらをまとめてデッドクロスする軟調地合いに。その一方で2017年3月安値を起点にゆるやかに下値を切り上げるサポートライン上で下げ渋る状態にもあり、現状水準でしっかり下げ止まれるかどうかがポイントに。
プラチナ価格は53円、1.62%の大幅反発。時間外のNYプラチナが先週末の堅調推移を維持して870ドル台後半から880ドルをうかがう展開となり、国内価格を押し上げた格好。NYプラチナが2年4カ月ぶり安値圏、国内プラチナ価格が9年4カ月ぶり安値圏でそれぞれ乱高下の状態となって反発を示唆する形にも。目先の反発目安は4月安値圏となる3370円台辺りまで。
※参考:
金プラチナ国内価格6/25とチャート
週足では、先週の急落で2016年1月以降の下値サポートラインを下抜け。20週移動平均-5%乖離ライン(3294)も少し下抜けて、今週反発。年初からの下落基調のレジスタンスラインを2週前には一時的に上抜けたものの巻き戻され、今週再び上抜けトライへ。また、中期的な斜行三角保ち合い上抜けをかけた攻防でもあり、中期トレンド転換に向けての攻防にも。
金とプラチナの価格差は過去最大となった5月21日の1548円から1482円まで縮小していますが、プラチナ価格が金価格を下回って3年半。金よりもプラチナのほうが価値があるとされた時代は遠い昔のこととなりつつあります。
日本のプラチナ世代には、一層の奮起を期待したいところです。
2018年06月25日(月)時点の相場
国内金:4,811 円 6/25(月)
▲2(
0.04%)
国内プラチナ:3,329 円 6/25(月)
▲53(
1.62%)
NY金:1,270.7 ドル 6/22(金)
▲0.2(
0.02%)
NYプラチナ:873.3 ドル 6/22(金)
▲10.1(
1.17%)
ドル円:109.97 円 6/22(金)
▲0.03(
0.03%)
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