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ドイツIFO企業景況感指数は13カ月ぶり低水準へと減速止まらず
更新日:2018年06月26日(火)
ドイツIFO景況感指数 2018年6月6月のドイツIFO企業景況感指数は101.8。市場予想どおりながら、5月の102.3からは低下し、昨年5月の101.8以来13カ月ぶりの低水準。17年半ぶりの高水準となった昨年11月の105.2から4月の102.2まで5カ月連続の低下で5月にようやく下げ止まりの兆しとなっていましたが、6月には下落基調再開となってしまいました。
現況指数は今年1月に26年ぶり高水準となる108.4でピークアウトし、5月の小反発をはさんで6月は105.1で1年ぶりの低水準。期待指数は98.6となって2年1カ月ぶり低水準となった5月から変わらず。

期待指数がピークアウトするとまもなく現況指数もピークアウトし、景況感指数としても下落基調が進行するこれまでのパターンも再開していますが、6月は期待指数が横ばい推移となったことで、あらためて今後の現況指数と景況感指数の下げ止まりへの可能性も示す形にはなっています。

ただし、製造、サービス、小売り、建設の主要4セクター全ての業況が悪化しており、景気拡大期は終了し標準レベルに戻りつつある、との見方も出ています。
やはり、米国が仕掛けた貿易戦争への警戒感が企業の景況感に影響し、企業業績への不透明感も高まっているようです。
また、難民問題を巡って連立政権解消の危機に直面しているメルケル政権への不安による影響については、今回の調査には含まれてはいないようです。

11月の米中間選挙までは貿易戦争への懸念と悪影響が続くことも予想され、それまでに現況指数と景況感指数が100以上の水準を維持して下げ止まるかどうかが注目されます。

NY金・日足チャート 2018/5/21 - 6/2525日のNY金相場は0.14%の小幅反落で12月19日(1264.2)以来、半年ぶりの安値水準。貿易問題への警戒感から株安・円高地合いとなり、米国の対中国政策を巡る発言に市場が振り回されるなか、NY金は1270ドルをはさんでの揉み合い状態が継続。21日に1262.4ドルの安値をつけ、長めの下ヒゲを残しての反発の兆しは週明け時間外の1270ドル台半ばで失速。あらためて1250ドル台辺りまでの下押し警戒感も抱えつつ、反発へのきっかけをうかがう状態に。

NYプラチナ・日足チャート 2018/5/21 - 6/25NYプラチナ相場は0.52%の反落。安値圏での乱高下を経て週明け時間外には1週間ぶりに880ドル台へと上昇、しかし反発の兆しはここまで。貿易摩擦激化を懸念しての株安基調とともに軟調推移の展開となり、NY市場では870ドル割れ。保ち合い上方ブレイクに失敗し、860ドルから870ドル半ばまでの小幅レンジ推移に回帰。あらためて上抜けできれば900ドル付近までが上値目標に、下方ブレイクの場合の下値目安は830ドル台辺りまで。

ドル円・日足チャート 2018/5/22 - 6/25ドル円は25銭の反落。東京市場朝の中国企業による米ハイテク企業への投資抑制検討報道をきっかけに円高が進行し、東京午後には109円30銭台まで下落。NY午後にはピーター・ナバロ国家通商会議(NTC)委員長の否定発言を受けて急反発すると110円を回復。しかしこれも一時的となって今朝の東京市場では109円50銭台まで下押し。米中、米欧貿易摩擦激化懸念をベースにトランプ発言と関係者の発言にも振り回され、上値も下値も切り下げる円高基調が進行し始めた様子。月末月初の米インフレ指標や景況感、雇用指標などでポジティブ・サプライズがあれば反発も、そうでなければ基調は変わらず当面の下値目標108円台前半を目指す流れ継続へ。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場6/25終値とチャート

26日の国内金価格は32円の反落。週明け東京市場からの円高基調に加えてNY金も1270ドル台を維持できず、下押し圧力が強まる形となって下値目標水準4790円前後に到達。若干のオーバーランとなって昨年7月14日(4757)以来、11カ月ぶりの安値水準に。目標水準到達による反発もある程度は想定されるものの、円高警戒感が続き、NY金の保ち合いからやや軟調気味の推移も予想されることから、昨年7月安値4750円台から3月安値4730円台辺りまでの一段安という展開も想定しておくべき状況か。

プラチナ価格は50円、1.5%の大幅反落となって前日の大幅反発を帳消し。先週末につけた2年4カ月ぶり安値3276円と面合わせ。3270円台から3330円までのレンジで保ち合い形成となり、円高圧力が強まって下限割れとなれば、次の下値目安は3200円の節目前後まで。保ち合い推移のNYプラチナが上方ブレイクしてこれに追随し、同じく上方ブレイクとなれば急落前の保ち合い水準3420円近辺が上値目標にも。
※参考:金プラチナ国内価格6/26とチャート

2018年06月26日(火)時点の相場
国内金:4,779 円 6/26(火) ▼32(0.67%)
国内プラチナ:3,279 円 6/26(火) ▼50(1.50%)
NY金:1,268.9 ドル 6/25(月) ▼1.8(0.14%)
NYプラチナ:868.8 ドル 6/25(月) ▼4.5(0.52%)
ドル円:109.72 円 6/25(月) ▼0.25(0.23%)
→6/25(月)のその他主要マーケット指標

←通商リスクにも米6月消費者信頼感、製造業景況感は高水準を維持 06/27(水)
→日本代表躍進の鍵を握るプラチナ世代、国内プラチナ価格も反発へ 06/25(月)
→6月製造業PMI、ユーロ圏は6カ月連続の減速、米国も急低下 06/23(土)
→フィリー指数は1年7カ月ぶりの水準へと低下でピークアウトも 06/22(金)

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