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トランプ大統領の自画自賛ネタになりそうなチャート
更新日:2018年11月14日(水)
米中小企業楽観指数 2018年9月米中小企業の業界団体、全米独立企業連盟(NFIB:National Federation of Independent Business)が発表した10月の中小企業楽観指数は107.4。市場予想の108.0を下回り、9月の107.9からも小幅に低下。過去最高となった8月の108.8からは2カ月連続の低下となりましたが、依然として過去最高水準付近を維持しており、中小企業の景気好調ぶりを示す状態が続きます。

なお、楽観見通しを示した経営者の割合を示す見通し楽観指数は30となり、過去最高となった今年5月と8月の34からは2カ月連続の低下となりましたが、これも高水準を維持する状態が続きます。
また、賃金アップ指数も34%で過去最高となった9月の37%からは3%の低下にとどまり、これも高水準をキープ。

NFIBでは、中小企業が税制上の救済を受け、規制拘束から解放されてこの2年間高水準を維持し、急成長する米経済の原動力となっているとし、インフレと金利は歴史的に鈍いままであり、中小企業は経済を前進させている、との見方を示しています。

トランプ大統領就任とともに水準を切り上げたこの指標は、高水準を中間選挙まで維持し、格好の自画自賛ネタにもなりそうなチャートとなっています。

対照的にこの日発表されたドイツのZEW景況感指数では、期待指数こそ下げ止まりの兆しとなったものの8カ月連続でのマイナス圏が続き、現況指数は10月の70.1から11月には58.2へと急低下。2016年9月(55.1)以来2年2カ月ぶり低水準へと落ち込んでいます。
こちらはメルケル政権への逆風となる状態が続きます。

ドル高ユーロ安が進行しやすい状態は、まだ続きそうな状況のようです。


NY金・日足チャート 2018/10/10 - 11/1313日のNY金相場は-2.1ドル、0.17%の小幅安で4日続落。欧州序盤にユーロ売りドル買いが若干強まる場面では1カ月ぶりの1200ドル割れ。しかし、英EU離脱の暫定合意に向けた動きからポンドが買われてユーロも1.20ドル手前で折り返す形で反発へ。ドル安と米長期金利低下の流れとなってNY金もNY朝には1200ドルを回復。ただし上値も1205ドル手前までと限定的。十字線に近い足型を残して反発への可能性も示したものの、短期的にはもう一段の下落余地も残る状況。米インフレ指標の好結果などをきっかけにドル高の勢いが再び強まるようだと下値トライ継続で下値目安1180ドル近辺に向けた動きにも。

NYプラチナ・日足チャート 2018/10/10 - 11/13NYプラチナ相場は-4ドル、0.47%安となって4日続落。2週間ぶり安値水準に。調整目安840ドル台到達後の一服状態から、欧州時間には一時850ドル台へと反発する場面もあったもののNY市場にかけてはやや軟調な展開となり、NY引けにかけては一時840ドル割れを試す場面も。しかし今朝の時間外では840ドル半ばを回復し、下値目安840ドル台での揉み合い状態に。引き続きNY金の一段安があれば連れ安の展開にも。

ドル円・日足チャート 2018/10/10 - 11/13ドル円は先週末からほぼ変わらず3営業日連続113円80銭台での横ばい推移。東京朝に113円50銭台まで下げたのがこの日の安値となり、欧州時間には114円10銭台まで反発したのが高値となって前日高値が抵抗水準にも。ユーロドルの反発基調に押されてのドル安と米長期金利低下にも上値を押さえられる形となり、小動きが続くなかでも2日連続で上ヒゲを残し、米指標の好結果などのきっかけがなければいったん調整局面入りの展開にも。114円前半の抵抗水準を超えることができれば今年高値更新トライで114円後半も、113円前後までの調整はいつ入ってもおかしくはない状況か。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場11/13終値とチャート

14日の国内金価格は+21円、0.45%高となって3日ぶりの反発。一段安への可能性もあった流れは4700円の大台ラインでいったん下支えされた状態に。6月高値4957円から8月安値までの半値戻し(4708円)にも相当し、この水準を維持できれば61.8%戻し4766円辺りまでを目安に保ち合い推移の展開にも。ただし、流れは下方向優勢の状態で4700円台を割り込めばあらためて下値トライの展開で目安水準は4660円近辺へ。

プラチナ価格は+17円、0.52%高で4日ぶりの反発。下値目安3300円近辺到達に伴う調整一服。中期的には8月以降の反発基調が継続中で、下げ止まった90日移動平均線もわずかに上昇し始め、今後のサポートにも。しかし、短期トレンドは下向きの状態となり、あらためて3280円台の安値を更新し、サポートラインとなっている21日移動平均線(3275)も割り込むようだともう一段の調整進行となり、下値目安は3240円台辺りまで。
※参考:金プラチナ国内価格11/14とチャート

2018年11月14日(水)時点の相場
国内金:4,729 円 11/14(水) ▲21(0.45%)
国内プラチナ:3,306 円 11/14(水) ▲17(0.52%)
NY金:1,201.4 ドル 11/13(火) ▼2.1(0.17%)
NYプラチナ:841.3 ドル 11/13(火) ▼4.0(0.47%)
ドル円:113.81 円 11/13(火) ▼0.03(0.02%)
→11/13(火)のその他主要マーケット指標

←米10月コアCPIは予想外に半年ぶり水準へと鈍化もドルは下げ渋り 11/15(木)
→ユーロドルは節目の1.13ドル割れ、金は1200ドルの攻防へ 11/13(火)
→反落すべくして反落した金、反発すべき水準で反発できるか 11/12(月)
→予想外のPPI上振れでインフレ失速回避、金は急失速? 11/10(土)

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