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ZEWドイツ景況感、期待は4カ月続伸も現況は4年2カ月ぶり低水準
更新日:2019年02月20日(水)
ZEWドイツ景況感指数 2019年2月2月のZEWドイツ景況感指数は、期待指数が-13.4となって4カ月連続の上昇。しかし、マイナス圏推移は11カ月連続。リーマンショック時の2007年8月から2009年3月まで(20カ月連続)以来、ほぼ10年ぶりの長期マイナス圏推移の状態が続きます。
現況指数は15.0となって5カ月続落、2014年12月(10.0)以来、4年2カ月ぶり低水準。現況指数85以上のピーク水準からの急低下局面は続きます。
なお、期待指数の4カ月合計の上昇幅は11.3ポイントにとどまるのに対し、現況指数の5カ月合計の低下幅は61ポイントに達する大幅低下。

期待感は、楽観的な見方よりも悲観的な見方が上回る状態が約1年間続いています。現況としては2018年1月をピークに1年余りの急減速状態は続くものの、依然としてプラス圏を維持しており、悲観よりは楽観視する向きが若干上回る状態。

リーマンショック後の世界金融危機を抜け出した2010年7月以降、現況指数がマイナス圏に陥ったことは一度もないものの、そろそろ警戒水準に達してきたようです。
ZEWは、ドイツ経済は低調であり、特に製造業での弱さを指摘しています。マークイットの製造業PMIでは既に1月に好不況の節目50割れへと落ち込みました。

2018年第4四半期はゼロ成長にとどまり、2四半期連続のマイナス成長のリセッション入りは回避しましたが、ZEWの現況指数は約9年ぶりとなるマイナス圏入りが警戒される状況となっています。

NY金・日足チャート 2019/1/14 - 2/193連休明け、19日のNY金相場は+22.7ドル、1.72%の大幅続伸。昨年11月1日(+23.6ドル、1.94%)以来3カ月半ぶりの大幅上昇となり、4月19日(1348.8)以来、10カ月ぶりの高値水準に。週明けの時間外には1330ドルラインとの攻防で上値を押さえられたものの、19日時間外にはこれを突破したことで一段高の流れとなってNY午前には1340ドル超え。ユーロドルの安値圏からの反発基調が続き、米10年債利回りは2.7%台で上値を押さえられての低下基調が続いて2.64%台へ、ドルインデックスも97ポイント台の高値圏で反落した流れが続いて96ポイント台前半へ、ドル安の流れにサポートされ、短期的な上値目安1340ドル台にもしっかり到達。短期上昇トレンドが続くNY金は右肩上がりの20日移動平均線(1311.1)と20日移動平均+2.5%乖離ライン(1343.9)との間での推移が続いており、ちょうど上限に達したことから、かなりの高確率でいったん調整も・・・。調整幅拡大時には20日移動平均線が当面のサポート目安に。

NYプラチナ・日足チャート 2019/1/14 - 2/19NYプラチナ相場も+14.1ドル、1.75%の大幅続伸。15日(+17.7ドル、2.24%)に次いで今年3番めの急騰となり、2週間ぶり高値水準に。週明けから810ドルをはさんでの小幅保ち合いが続き、反落警戒感もあったものの、金の急騰局面に牽引されてこれを上抜けるとNY市場では820ドル超え。ほぼ水平状態の90日移動平均線(820.8)に上値を押さえられた形にもなり、金に連れての反落警戒感も。この水準を突破できれば短期上値目標、今年最高値836.5ドル更新トライへともう一段の上昇も。

ドル円・日足チャート 2019/1/16 - 2/19ドル円は小幅に3日続伸も前日からほぼ変わらず。東京市場で前日安値110円40銭台まで売られた後は、黒田日銀総裁の「必要なら追加緩和検討」発言を受けて円安急進、110円70銭まで急騰。その後も円安優勢の流れで欧州時間には前日高値を上回る110円80銭台まで上昇。しかし、NY時間にかけては米長期金利低下とドル安の流れが強まり、110円40銭台へと反落。今朝の東京市場では日経平均の3日続伸の堅調推移にも連れ、ゴトー日のドル買い円売りの勢いも続いて前日高値110円80銭超えへ。ただしドル高の勢いはなく、米長期金利も停滞状態にあり、円安の流れが一方的に続くような地合いでもなく、FOMC議事要旨までは111円の上限ライン突破は想定し難いところ、突破できれば112円付近までの一段高の展開も。下方向には110円から109円後半が強めのサポートにも。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場2/19終値とチャート

20日の国内金価格は+56円、1.11%の大幅高となり、横ばい推移をはさんで7日続伸。上げ幅としては昨年11月2日(+65円、1.38%)以来、3カ月半ぶりの大幅上昇となり、昨年1月26日(5085)以来、1年1カ月ぶりの高値水準に。高止まり継続は予想通りも、買われ過ぎ継続での上値目安予想5050円台辺りをはるかに上回る水準に到達。予想に反しての行き過ぎ状態が続けば、次に意識されるのは昨年1月25日以来となる5100円台、さらには昨年高値となった1月9日の5127円。確率的には反落を予想せざるを得ない状況だが。
短中期的な調整目安としては、昨年夏以降の上昇幅の23.6%戻しでも4935円。この日が当面の高値となれば、この4930円台は重要な節目水準に。

プラチナ価格は+52円、1.69%の大幅高で3日続伸。12月14日(3123)以来、2カ月ぶりの高値水準となり、短期上値目標3070円台を大きくオーバーラン。若干の行き過ぎは予想された展開ながら、2月高値3110円台が抵抗水準に、との予想もあっさり裏切られた形に。短期的には、いったん調整も入りやすい状況ながら、中期的には年末年始の安値保ち合いから上抜け始めた形にもなり、昨年11月高値保ち合い水準3350円台から3400円までを目指す展開となる可能性も。
※参考:金プラチナ国内価格2/20とチャート

2019年02月20日(水)時点の相場
国内金:5,082 円 2/20(水) ▲56(1.11%)
国内プラチナ:3,120 円 2/20(水) ▲52(1.69%)
NY金:1,344.8 ドル 2/19(火) ▲22.7(1.72%)
NYプラチナ:821.0 ドル 2/19(火) ▲14.1(1.75%)
ドル円:110.60 円 2/19(火) ▲0.02(0.02%)
→2/19(火)のその他主要マーケット指標

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